あちらこちら命がけ

血友病、HIV、B/C型肝炎等を抱えて生きる人のブログ。薬の体験記、海外の最新医療情報、サルベージ療法から日常雑感まで。

こりゃ大変(3)_薬液の量が・・・

2006年09月20日 12時06分11秒 | FUZEON(T-20)体験記
 こんにちは。昨日の夜のFUZEONは針先が神経に触ってしまったり、皮内(皮膚の浅いところ。皮下と表皮の間。ここに入れるとちょー痛い。入れちゃダメ)に入ってしまったりで、結局4回注射を刺し直したsunburst2006です(泣)。もう皮膚がburstしそうです(-_-; でもがんばりまーすo(-_-)o

 気を取り直し、今日も引き続きFUZEON(T-20)のお話です。

 FUZEONは皮下注射で、皮膚の下の皮下脂肪の所に打つというお話は前にしましたが、血管注射とは違って薬液がすぐに体内には吸収されません。特にFUZEONは打った場所に残りやすいため、注射をしているときからじわじわと腫れてきたりします。

 上の写真を見てもらいたいんですが(写真の上で右クリック→「新しいウィンドウで開く」をクリックすると、ちょっと大きい写真が見られます)、これが一回に打つFUZEONの量、1mlです。大きさをわかりやすくと思って、下に15cmの定規を置いています。

 1mlと言うと少ないと思われるかも知れませんが、注射器に入れた状態で見ると結構な存在感があります。そして、これを皮下に入れるとなると、実際にはかなりの量です。
 このFUZEONを一回で皮下に注入するわけですが、一気に入れてしまうと後の痛みや硬結がひどくなるような気がします。そこで、私はゆっくり、2~3分かけて全部を注入するようにしています。お尻や背中側に近い腹部に打つときは、身体を結構ひねって打たなくてはいけないので、その姿勢を2~3分維持するのが大変です。もともと身体も固い上に病人で筋肉もあまりないので(笑)、たまにつりそうになります。本当につったら、そうとうきついでしょうねー。たぶん、また泣くと思います(T_T)
 しかも、身体をひねって打つような場所だと、打っている途中で針先が少しずつ抜けてきてしまい、昨日の夜のように皮内に入ってしまうことも。こうなると本当に痛いです。で、そのまま注射を続けてはいけないので、ちょっとつまんでもう少し奥の皮下に入れるか、他の場所に刺し直すかということになります。私の場合はすげー痛い場所をつまんでさらに奥に刺し込む度胸もなく、皮内に入ったら抜いてしまいます。それで、他の所にもう一回打つという感じですね。
 また、30Gという非常に細い針(眼科で使うような針です)を使っているので、気付かないうちに指先の角度が少しずれて、針先がしなってしまってしまうこともあります。これもちょっと痛いですねー。

 ちゃんと打てた場合には、打つ場所にもよりますが、だいたい0.5mlを過ぎたあたりから痛みがきつくなってきます。あまりに痛みが強いときは、一回針を抜いて、残りの薬剤は別の場所に打つときもあります。本当は一カ所に入れた方がいいんでしょうし、2カ所に打っていいもんなのかどうかもわかりませんが、私の場合はまず全量を身体に入れることを優先して、このようにしています。

 2006年9月22日 18時43分追記
 私は、こうして打ったところを30分以上もみ、痛い日はだいたい1時間、その後も気付いたら打った場所をさするようにしていたのですが、その方法はもしかしたら間違った対処だったのかもしれません。詳しくは 抗HIV治療(HAART)を一時中断します をご覧下さい。