ある朝、公園のベンチでパンをかじっていると
そこに歳とった浮浪者がやってきて
「そのパンすこしめぐんでくれ!」と言った。
ちょっと気味悪さも手伝ってパンをひとつ渡しました。
浮浪者は私の横に腰を下ろすと、パンを小さくちぎって口に入れ
顔を上に向けると、喉仏をゴクッ!とさせて飲み込んだ。
浮浪者は、びっくりしている私をチラッ!と見て
こんな事を言った。
「働くという字は、人が動くと書くだろう。
だから、ワシのように働かない人間は
飯もろくに喉を通らんようになってしまう」
図書館で借りた古い本に、こういったお話が書かれてました。
この話、帰る場所のあることの幸福感で終わっていました。
なんとなく、何でも頑張らないと!とか
柄にもない事を考えてしまいました。
そこに歳とった浮浪者がやってきて
「そのパンすこしめぐんでくれ!」と言った。
ちょっと気味悪さも手伝ってパンをひとつ渡しました。
浮浪者は私の横に腰を下ろすと、パンを小さくちぎって口に入れ
顔を上に向けると、喉仏をゴクッ!とさせて飲み込んだ。
浮浪者は、びっくりしている私をチラッ!と見て
こんな事を言った。
「働くという字は、人が動くと書くだろう。
だから、ワシのように働かない人間は
飯もろくに喉を通らんようになってしまう」
図書館で借りた古い本に、こういったお話が書かれてました。
この話、帰る場所のあることの幸福感で終わっていました。
なんとなく、何でも頑張らないと!とか
柄にもない事を考えてしまいました。