大相撲

大相撲についての想い

雑感・九月十五日

2006-09-16 16:18:12 | Weblog
魁皇休場により、自分より上位の対戦が雅山を残して全部終わって五分の星の稀勢の里。中盤・終盤でどこまで取りこぼしを抑えられるか。なかなか大勝ちのない力士だが、一気に二桁狙っていってほしい。気がついたら大関獲りの起点になる場所になっているかも。

両関脇も、琴光喜は好調で、雅山も負け越すまでにはならないだろう。勿論上がってほしいが。とにかく、三役勢が好調で、しかも両筆頭も二桁勝ちかねないとすると、久々に三役の張り出しが来場所は見られるか。優勝争いがどうなるか全くわかんなくなってきて、「好調だ」といわれた力士も翌日ぽろっと負けたりする(琴欧州、黒海など)ので、考えても仕方なく、こういう小ネタが気になってきている現在。

安馬の勝ちっぱなしがどこまで続くか。続いてほしい。初日、若干腹まわりが太くなったように感じたが、報道によれば夜銀座に行かずにちゃんこを食べているかららしい。確かに以前銀座で見かけた。立派な体躯で、どう見ても「小兵」ではなかったが。しかし、この流れが続けば安馬はこの前の小結がピークということではとどまらない力士になれる。

魁皇は場所前、調子が悪くなく、いつになく強気だったと聞く。それが本場所では通用しないのだから相当自信を失っているだろう。振り返ってみれば九州場所までもったのもすごいが、九州に進退をかけることになるわけだ。すごい声援になるのだろう。果たしてその先は?仮に勝ち越してももう一年後の九州にまた現役で戻ってくるというのはあまり想像できない。多分勝ち越すとしても、千秋楽で白鵬に奇跡の勝利で勝ち越したときのようなきわどい勝ち越しになるだろう。仮に負け越すとしたら、今の魁皇が関脇でとることを選択するだろうか。当たる相手は同じだから、十勝はきついだろう。ということで負け越したら引退が濃厚だということは間違いない。しかし、勝ち越した場合は?なんとなく、故郷九州であることを理由に(言い訳に)、勝ち越しても引退しちゃったりするのではないかという気がする。根拠はない。今場所のような状態を今後も続けるよりか、その方がかっこよさを感じる。いつもこういうことを考えるときに思い出すのが、魁皇が小結で初優勝して、そのあとやっと大関になれた時のこと。もう何度も何度も挑戦してもだめで、この力士は大関になれないのでは、などと思っていたら、ぱっと優勝して、そのあとも成績が安定して大関になれてしまった。そういう裏切りの力士だから今でも、急に強くなって横綱になっちゃったりしないかなあなどとフット考えてしまう。二桁どころか勝ち越せるかどうかがやっとなのにもかかわらず。