大相撲

大相撲についての想い

相撲人口

2006-09-07 01:51:58 | Weblog
大相撲でなく相撲の方の話だが、最近の東洋経済誌の調査では、全日制の高校での相撲部員の数は全国で1,400人強だったようだ。これは、フェンシング部やなぎなた部よりも下であった。別にフェンシングやなぎなたを愚弄するつもりはない。フェンシングもなぎなたもどちらもできれば体験してみたいくらいだ。

ただ、プロスポーツがある種目で、上から数えて三十数番目というのはやはりかなり宜しくない状態である。

数ヶ月前に発表になった、どこぞの調査会社のアンケート調査でも、無作為に抽出したサンプルに対して、「大相撲で好きな力士」という質問に対し、「特に思い浮かばない」が51%であった。これは大変忌忌しき事態である。ちなみにトップは栃東、琴欧州くらいでそれを朝青龍が追走するという感じだった。

相撲健康体操DVDもよい取組みだと思うが、相撲人口を垂直立ち上げする効果のある施策ではないだろう。外国人を制限するというならそういうルールだとしても、替わりに相撲人口を日本で増やす打ち手を講じないと、単なるジリ貧になる。協会はどうするつもりなんだろう。

余談だが、シュワルツェネッガーは重量上げやボディビルを東欧で極めたあと、日本に来て大相撲に入門して日本国籍を取得しても、協会の理事にはなれなかった可能性が高い。しかし彼はアメリカに行ってハリウッド俳優となり、米国籍を取得してカリフォルニア州知事になった。横審委員が「総見で日本人の元気がなかったのが残念だ」というコメントを吐く発想の枠組みの中では、仮に三十三回優勝する横綱が出現しても、彼がたまたま外国人であったなら一代年寄取得はおろか、協会にも残れない可能性が高い。