2018年5月17日 埼玉県
一号機関車(重要文化財) 大宮鉄道博物館
日本で最初の鉄道、新橋(後の汐留(しおどめ)駅、1986年廃止)―横浜(現、桜木町駅)間の開業(1872年=明治5)に先だち、イギリスから輸入された5形式10両の機関車群のうちの1両。1871年バルカン・ファンドリー社製の150形蒸気機関車で、1B型(種別)のタンク機関車である。明治末に長崎県の島原鉄道に払い下げられたが、名誉ある1号機関車として保存することになり、昭和の初めごろ国鉄に買い戻され、交通博物館(旧、鉄道博物館)に保存展示されていた。1871(明治4)年製造、1997(平成9)年に鉄道車両として初めて国の重要文化財に指定
▼「惜別感無量」のプレート
現役最後の地となった島原鉄道から鉄道省へ返還されるに際し、当時の同社社長植木元太郎は開業時から苦楽をともにした同車に「惜別感無量」のプレートをつけて送り出した。同プレートは現在も機関車側面に付けられている。
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