今年出会ったシャチホコガで33番目に紹介するのはクロテンシャチホコである。
前翅に黒点があることからこの名がついたと思われる。
シャチホコガの中でも大きい方で色模様も派手さがなく落ち着いた感じではねの形も格好よくとても気に入っている。
北海道、本州、四国、九州、対馬に分布している。
高知県では標高500m以上の四国中央山地で5月初旬から6月初旬にかけて見つかるが数少ない。
年1回の発生で幼虫はミズナラ、コナラを食べる。
(撮影:徳島県三好市 2009.5.26)
前翅に黒点があることからこの名がついたと思われる。
シャチホコガの中でも大きい方で色模様も派手さがなく落ち着いた感じではねの形も格好よくとても気に入っている。
北海道、本州、四国、九州、対馬に分布している。
高知県では標高500m以上の四国中央山地で5月初旬から6月初旬にかけて見つかるが数少ない。
年1回の発生で幼虫はミズナラ、コナラを食べる。
(撮影:徳島県三好市 2009.5.26)
蛾類大図鑑では「九州の産否は定かでない」と出ていますが、HP「みんな蛾」では九州も分布に入っていたのでいるのだろうと単純に思っていました。
もしかしたらミス記載なのでしょうか?
さっそく「日本産蛾類の知見2」で探してみましたが、九州での記録は見つけ出せませんでした。
対馬や四国で見つかっているのなら、九州にもミズナラやコナラがあるだろうし、見つかっても不思議ではないと思います。
四国が南限になるのですね。
四国のクロテンシャチホコは見つけた個体すべて採集して現在私の手元には17頭の標本がありますが、発見場所はすべて標高500m以上です。
四国の他の蛾屋さんとは情報交換していないので、詳しく調べると、もしかしたら低山地にもいるかもしれません。
低山地にはミズナラはほとんどないけれどコナラならあります。
九州ではどうなんでしょう?
そうなんですか!
所変われば,・・・対馬では,といっても以前住んでいたところですが平地(しかも海岸部)で見られ数も少なくありませんでした。
ちょっとビックリしたのでコメント入れました。