アメリカン・ロビンの卵。
自然にこの色。
イースターエッグじゃないし
絵具で塗ったり、していません。
青い鳥も
青い蜂のブルービーも
「幸せを運ぶ」と言われるけれど
「青」という色に
幸せとリンクされるイメージがあるのだろうか。
青い卵も
幸せを運んでくれそうです。
少し前に、
久しぶりに帰国中のジャスティンと
電話で話していたら
「庭でロビンのヒナが巣立ったぞー」と言われて
アメリカの鳥たちが
恋しくなって。
ジャスティンのいう「庭」は
彼やアレックスの実家の庭だけど、
アナポリスの
うちの庭でも毎年、
同じ木で子育てをしてくれたロビン。
タイトル画像はその頃のもので
プロフィール写真にも使っている1枚です。
アレックスがはじめて
その卵を見せてくれたとき
なにも言わずに
わたしを庭に引っ張っていった彼の顔。
いま思うと
どんなステキなプレゼントを渡すときより
どんなにスゴい報告があるときよりも
あのときが一番、
得意そうな目をしていた気がする。
What's up?
アメリカン・ロビンは
大きさも仕草もツグミっぽい鳥。
温かみのある赤い胸をしていて、
澄んだ声で
美しい歌を歌います。
春から夏にかけて
たいてい3回、
1回につき4個の卵を産んでヒナを育てる。
毎年、
興奮と感動で胸がドキドキ。
たくさんの幸せをわけてもらっていた。
うん、ほんとうに
アメリカの鳥たちもステキでした。
青い鳥のブルージェイや
真っ赤なカーディナル。
黄色のフィンチに朱色のフィンチ。
いろんなキツツキ。
小さな小さなハミングバード。
いつもふつうに
色鮮やかな野鳥が庭に遊びに来た。
巣箱を使ってくれる鳥もいて
子育てを観察するのは楽しかったけれど
ロビンの空色の卵は
何度見ても、やっぱり特別で。
光の具合によって
少し緑がかっても見える、神秘的な青。
天からの贈り物。
気づいたら
去年も同じようなきっかけで
ロビンの卵のことを、書いておりました。
空のしずく
空を映して、この青に?アメリカの義理の父から「ロビンが巣作りをはじめたよ」とメールが来た。コロナで、日本よりもずっとひどいことになっているアメリカでも自然の営みは変わらず......
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