杉森神社の物語(東広島市河内町)癒しのある風景

人生は、実験の連続。愛される神社を目指して頑張っています。祭りとは奉ること。ご祈願毎に神饌をかえ丁重なお祭りをします。

9月の日記19 河内町のお月見 その2

2013-09-20 12:01:26 | 風習・伝承

9月19日

月見その2

 

近き山に日が落ちる頃、総代さんたちによって、竹灯籠などに一つひとつ火が灯されていきました。

 

午後6時過ぎ、虫の音が聞こえ始めた頃、観月祭がはじまりました。

 

修祓、宮司一拝、献饌に続き、今年から献茶を行いました。作法は・・・・気にしません。大きな神社ではよく行われる献茶。きっと小規模神社で献茶なんて、なかなかないことだと思います。

その後、宮司祝詞奏上、

そして練習を重ねてきた朝日舞の奉奏がはじまったとき、丁度、山の端に月が昇ってきました。

 

無事祭典をとりおさめ、宮司によるお月見に関する一言。

詠み人知らず「月月に月見する・・・」あれ?あれ・・どわすれ・・・(~_~;)(~_~;)「月々に月見る月はおおけれど、月見る月はこの月の月」・・・和歌に8回の月が織り込まれ、旧暦8月15日の満月を愛でる日本人。

その心情は、季節の移り変わりとともに「秋の夜の 月の光は清けれど 人の心の 隈は照らさず」人恋しさも加わり、さらにススキを稲穂にみたてて収穫間際の豊作への喜びをも籠めて愛でてきたのででしょう・・・・と、普段慣れない和歌などを詠んでお話をしました。

 

その後、みなさんには、お月様に御挨拶の後、20世紀梨、仏通寺のぶどう、そして、杉の森サロンの氏子さんたちが懸命につくってくれた団子を食べていただきながら、恒例となりました歌つくり。

今年は天翔会さんも参列いただき、40名を超える人たちからたくさんの歌をつくってもらいました。小学生の女の子三人も喜んで作ってくれました。

この小学生さんたち、驚きました。宮司がボールペンや紙を配ろうとすると、率先してお手伝いをして下さいました。感激です。

 

では、歌のご披露

三年目 団子づくりも なれたかな

海照らす 月もむなしく 我坊主

山の端に 月出し影 風さらう

杉森に 月に照らされ 人集い 東日本の 祈る再生

夕闇に 杜に響し 歌の声 月和みたり 天翔会

十五夜に だんごのかたさ わすれてた

きれいな月 かわいい笑顔 ありがとう

中秋の 満月を見る 我が心 団子に劣らず 丸くなれよと

おもちを たべてかたい でもおいし

人里を 離れし社に 集い来て 杉の木立に 月ぞ尊し

お月見に 天翔会の 花そえて

この年で 初めての 月見会

杉森の 月が出た出た やしろの

月のぼる 今宵は楽しく 月見会

満月や わらべに帰り 月見会

杉森の 神社に見る 月の美しきかな

ダンゴ喰う お月見なんて いつ以来

そう言えば 昔はこんな 月だった

この月を 今一度 見るのは 八年後

いつの日か 地球が住めなくなった時 月で餅つきする日がくるよ

お月見に 月あり歌あり 幸せよ

お月見を 出来る年ごろ おだやかなり

お月見に あまりのきれいに 心やすらぐ

幽玄の 杉の木立に いでし月 どこか似ている 逝きし母にも

月あかり にぎわえる氏子 笑い声 杉森神社の 弥栄願う

おごそかに 杉森の宮司 朝日舞 満月に映える みどりの装束

今年の 月は大きいな たのしい日なり

杉森神社 歌う民謡の 歌詞わすれ

この社 今盛りなり 月満月

杉森で お月見 団子おいしいや

お月見の おだんごたべて 笑顔うかぶ

御幣下げ 世界の平和 神頼み

満月と きそいあっている いでし腹

今年の月は 見る限り たのしい年

二回目だね ぜんぜんだね かわらない 

杉森神社の境内で はじめて眺める名月は 古稀を迎えし 一生の思い出

唄ありて 笑顔のありて 月は輝く

おもちを たべたらかたい でもおいし ←一等賞!

 

まだつづくよ!

 


9月の日記19 河内町のお月見その1

2013-09-20 06:43:55 | 風習・伝承

9月19日

 

十五夜です。中秋の名月です。

朝からお手伝いして下さった総代さんと準備、準備・・。にきています・・・・。

さらには、氏子さんたちが、団子作りをしてくださいました。

今年は白い団子と抹茶の団子です。とっても苦労(重労働)しながらおいしい団子をつくってくださいました。感謝感謝!

 

夕方、民謡の会、天翔会さん20名の方が集まって下さいました。

ただ、参加者がポツリ、ポツリで・・・(~_~;)(~_~;)(~_~;)

 

カモンケーブルさんも撮影にこられました。

 

天翔会さんは全部で17曲の歌と津軽じょんがらを踊りを織り交ぜながら演奏して下さいました。境内での民謡、とっても合うもんですね。

 

 

 幸せの小槌でみなさんの手を叩いてくださいました。

そして、最後は集まってくださったみなさま約30名の方と童謡を合唱です。

一時間余りの民謡が終わる頃、灯籠に火がともされはじめました。

 

つづく

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