秋の味覚は数々あれど、文字通り果物の女王さま
シャインマスカットと
巨峰は、先人が苦労に苦労を重ねて品種改良した芸術作品のようだ。パリパリと歯応えがよく、香りもあり甘みも満点の美味しさで、特に皮の薄い高級葡萄は、皮直下のポリフェノールも丸ごと摂れるような、種なし皮ごと食べられる品種となっている。
女王さまの逆をいくのが、子供の頃に野山を駆け巡って発見する
熟れたあけびの実で、そんな宝探しが数少ない楽しみであった。大きさは長辺が10cmくらいで、食べ頃になると向こうから知らせてくれるように果皮が割れ、中の実を食べアトは黒い小っちゃな種を吐き飛ばすのみ。これが昔のワシのような貧乏人の子倅のオヤツで、外側の綿のような皮は「あけびの肉詰め」に使うのを去年教わった。
こちら黄色いスモモの
峰満イエローは、最近生まれた国産スモモの新品種で、山形の僅かな農家だけで栽培されている幻のフルーツのようだ。先日ご紹介した黄桃のような黄金色が目に眩しい。完熟させてからの収穫なので、果肉は濃厚で甘みが強く香りも最高だが、広く流通していないのが残念だ。
名前はメロンでも、瑞々しい
ゴールデンメロンは林檎の名前で、この品種の親はインド林檎とゴールデンデリシャスを掛け合わせたものだ。甘みが強く水分も多く含まれジューシーなので、果汁から感じる甘味が非常に強く、逆に酸味が弱いのでバランスが良く、食べやすい林檎なのだ。
それぞれの秋の味覚は、どれも甘みやジューシーなポイントが素晴らしく、昔ながらの
あけびや
ざくろなどは冷静に美味しさを追求すれば、勿論のこと太刀打ち出来ない。しかし、何も美味しいものが無かった昭和の奈良、田舎の生活には柿くらいのもの‥‥‥懐かしいスパイスだけが拠り所ということで。
……………<切り取り線>……………
ご訪問してくださってありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
酔っ払っていても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。
下のバナーをポチ(クリック)🎵して頂くと励みになります。