昭和20年の終戦を迎えた頃、白い丼めしの上に芙蓉蟹
(かに玉)を乗せた
「芙蓉蟹蓋飯」が日本で考案された。当時の中国天津では「蓋飯」と呼ばれる家庭料理が流行っていたことから「天津蓋飯=天津飯」と名付けたので、中国・満州から肉親を乗せて引上げ船が出港する「天津港」の名は、縁起の良い「どんぶり」と大流行し、それ以降は爆発的に庶民に広まったとある。
天津飯の起源は、終戦直後の物資不足の日本で、支那食は安くて美味しく満腹になると好評だったため、ご飯と合体させて速攻で食べられる特別メニューを考案。ふっくらと焼いた蟹玉をご飯の上に乗っけ、酢豚の甘酢餡をやわらかめにかけた蟹玉のっけ丼が天津蓋飯で、今の
「天津飯」の始まりであった。天津飯とコンセプトを同じくした後発料理には、八宝菜を乗っけた
「中華丼」もある。
天津飯・中華丼ともに、
中華風を気どった日本独自の料理ということだった。従って、ラーメンの上に蟹玉を乗っけた
「天津麺」なる創作ラーメンも、突如として生まれてくるわけだ。ステーキはアメリカより、カレーはインドより、餃子は中国よりも、それぞれ上を行く日本は、内外共に認めるグルメ大国だと自負する。
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