今年の気候変動、これについてこれなかったら、
長生きはできないぞーと地球に言われているように感じます。
一気に涼しくなって、ワタシ、ついていけませんって言いたい。
カラッとした晴れ間が続くうちに、
夏用のシーツを洗濯して、冬用を出してきましたが、
衣更えもしなくちゃ。
我が家、今年の春に外壁塗装の工事と、
家周りのメンテナンスをしました。
これでしばらくは大丈夫とほっとしたいのですが。
家の中はというと、
数年前から和室の畳の表替えをしたいと母が言っていたのですが、
中々思いきれず、今に至っておりました。
なぜかというと、母が言うほど、私は畳が傷んでいると思っていなかったから。
まだ大丈夫じゃないかと。
先日、新聞に、畳屋さんの折り込みが入っていて、
母がここに頼んでしまおう!と鼻息荒く、私に言うのです、、、(ーー;)
広告を見ると、キャンペーンで表替えが1畳2,500円って書いてありました。
安いということは分かるけど、
畳の適正価格が全く分からない私。
ネットで調べてみても、畳の素材や産地で色々あって、
幅広い価格帯で書かれている。
そう言えば、友人が最近、畳の表替えをしたと言っていたなーと思い出し、
聞いてみると、それは安すぎるけど、大丈夫かと言われる。
ううむ。
いつもなら、家のメンテナンスは、
ハウスメーカーに依頼して、
業者の手配をするのだけれど、
ハウスメーカーを通すと、手配に時間がかかるわ、
マージンを取られて、請求書の額が目ん玉が飛び出ることもあるので、
要注意なんです。
新聞の折り込み広告に入っていた畳業者は、
ネットの口コミを見ると、良いものと悪いものもあって、
でもここは止めておいた方が良いという決定的な口コミがなかったこともあって、
ええいっ、家から近いし、
ここに電話してみるかーと、
思い切って電話をすると、
速攻で見積もりにやってきました。
我が家の和室は、8畳。
真ん中2畳分が掘りごたつになっています。
その2畳分は、5つのパーツに分かれている畳になっていて、
掘りごたつを使っていない時は、
掘りごたつの蓋になっているのです。
よって、この部分は、
2畳分ではやってもらえないだろうなーと思っていたのですが、
案の定、2畳分を4畳分で計算して、計10畳のお見積り。
広告ではキャンペーンで、
江戸間の畳だと1畳2,500円なんだそうだけど、
我が家の畳は、江戸間より大きな中京間で、
キャンペーン外だってさっ。
フン。
広告通りの価格でできると思ってなかったけど、
きたきた~、広告はツリなんだよね、
やっぱりねーーー。
トラックから、大きな畳のサンプルが持ち込まれ、
中京間で一番良い畳は、こちらですと見せられたサンプルが、
その名も天守閣、なんと、一畳、25,000円です。
(ふっ、ふ、ふざけんなー)
(広告と、ゼロが一個違うやんけっ!)
心の中で叫んでおりました(笑)
ま、分かっています。
大体、一番高いものを最初に見せて、
そこから本当に買わせたいものを出してくるのが、
営業のセオリー。
手の内は見えております。
ニコっと微笑みながら、この畳は、我が家には不相応です。
そうですか、そんなことはないと思いますが。
真顔で言うか。
後からネットで検索したら、天守閣は、熊本産の最高級の畳のようですね。
茶室とかお寺とか、それこそお城とか、
我が家には、やはり不釣り合い(ーー;)
で、もとい、まずは材質をどうするってことで、
最近は、和紙とか樹脂とか、
産地も国産だけでなく、中国産もあるようですが、
母が国産のイ草が良いというので、
天守閣ではないけれど、熊本産のイ草の畳を選びました。
価格は、天守閣ほど高くはないけれど、
決して安くはないお値段。
予算内で、やれやれ決まった。
で、その日に畳を持っていってもらい、
めでたく表替えされた畳が戻ってきたのですが、
ひとつ残念なことが。
畳を元の位置に設置してもらったら、
畳に運んだ時についた手のような跡もあるし。
えー、何だか埃っぽくて汚い。
運んできたお兄ちゃんに、
何か畳汚くないですか?と言うと、
お兄ちゃんは、悪びれる風もなく、
この後、乾拭きしてくださいっ!
お兄ちゃんは、そそくさと帰ってしまい、
えー、そうなのー?
そういうものなのー?と思いながら、
必死に一人で、8畳分の畳を
力を入れて乾拭きをしまくって、
超疲れた。
自分の店の商品と仕事に誇りがあるなら、
埃もきれいにしていってくれよ!
むきーっ!
その後、新しい畳の上に大の字に横になって、
イ草の匂いを感じております。
あーー、この匂いよ、これぞ日本。
1カ月ぐらいは、香っているかしら。
それにしても、サイズと言い、
畳も色々あって、
本当なら、他でも相見積もりするべきだったのでしょうが
頻繁にメンテナンスするものでもないので、
記録を残しておかないと忘れそうです。
最近は、介護用畳とか、ペット用畳とか、
そのような多種多様なものもあるようです。
思った以上に、奥が深い畳でした。