いつも読ませていただいている男性の方のブログ。
ランキングで上位の方です。
多分うちと同じくらいの年齢で、定年後の穏やかな日常生活を綴っておられます。
家のリフォームのこととか、車の買い換え、子供のこととか、なんとなく共通点ありで、興味深く読んでました。
旅行好きで世界中を駆け巡り、そんな旅行記も楽しく読ませてもらいました。
そんなある日、え?何のこと!?と目を疑いたくなるようなタイトル。
『カミさんが永眠しました』
嘘でしょ!?
いつも、カミさんが~、カミさんと~、と奥さまととても仲良し(そう)で、奥さまもご病気とは微塵も思わないようなそんなブログ内容だったのに。
でも、いつだったか、カミさんが長い旅から帰ってきたとあったので、もしかして入院されてたのかな?と頭を過りましたが。。。
まさかね、そんなに悪いとは知りませんでした。
彼が言うにはブログは奥さまのご両親も読んでいたとか。
年老いた親への配慮もあり、奥さまの希望で病気のことは内緒にしてあったそうで、だから詳しくは書いてなかったと。
突然のことでご両親もさぞかしショックでしょう、お察しします。
実は私も病気がわかったとき、親にはしばらくは言わないでおこう、治療、手術が終わり、落ち着いたら実はねと打ち明けようと思ってました。
離れて暮らしてるので会うのは年に数回、まして当時は東京に転勤で住んでる時だったので、ますます距離は離れました。だったら秘密にしてるのも可能ではないかなと考えたんです。
弟には打ち明け、親には言わないで欲しいと頼んだら、言った方がいいんじゃないかと言われました。
悩みましたが、結局バラしました・・・
もちろん、心配かけましたが、抗がん剤治療中は応援してくれ、何かと電話してきて励ましてくれました。
病気がわかったとき、まず思ったのは『親より先に死ねないな・・・』でした。
お陰さまで、術後5年半、元気に過ごしています。
この奥さまのご両親、青天の霹靂とも言える娘の死、辛いですね。
ご主人、定年後の生活、奥さまとのんびり過ごそうと始まって数年なのに。
自身も病気で定年後は長期入院してたみたいで、これからお二人で楽しむといった時だったのにと思うと、悔やまれますね。
60代の死、他人事ではないです。明日は我が身かもしれないです。
ご冥福をお祈りいたします。
と、ここまで昨夜寝る前に下書きしておきました。
今朝起きて、彼のブログを読みました。
昨日の葬儀が無事終わったこと、皆さんへの感謝を述べられてます。
そして、お子さまたちがとても心強く支えてくれてる様子、よかったですね。
涙が出てきてしまいました。。。
60代の死は早すぎます。もちろんどの年齢でも家族の死は悲しいですが。
それはいつやって来るのかわかりません。
私が病気したとき、思ったことは、命に限りはないのを痛感、一日一日を大切に生きよう、でした。
改めてそんな思いを思い出しました。
今日も平穏に、そして何気ない一日を過ごせることに感謝しよう。
奥さまを失った悲しみから立ち直るのは時間はかかるでしょうけど、元気を取り戻せますよう陰ながらお祈りしています。