京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

奇跡が起きた!!!

2006年06月08日 22時15分28秒 | Weblog
「お母さんと一緒 弘法さんも一緒」

↓↓↓に書いた 時間を見てくれ。
時間は 17時16分50秒にアップしたんだ。
それを踏まえて…

その30分くらい前に…つまり16時40分頃 おれと家のおんちゃんと「子猫本当に何処に行ったんだろう」
と話していた。
おんちゃんには聞こえなかったらしいんだけど おれには猫の鳴き声が聞こえたんだ。
「おい…今 猫の鳴き声がしたの聞こえたか?」と聞いたら 何を聞き違えたのか
「うん分った。今から行ってくる(東寺へ猫を見に)」って変な事を言う。
それに対しておれは 説明するのも面倒だから「あぁ行ってこい」って言ったんだよ。
で 残ったおれは ある人からの電話が有るから 家で電話を待ってたんだ。
で ブログの書き込みをしてた。
そしてアップしたのが 上に書いた時間で 17時16分50秒。
その30秒後くらいに 約束の電話が有った。
実は約束の電話だと思ったら 家のおんちゃんからだったんだ。
凄い勢いで「たにんこさん!子猫居たよ!」って。

「えっ?!何処に居たんだ?」って聞いたら…
夕方来る餌のおばさんと 若い20歳くらいの女の子4人が居て その中の一人が子猫を二匹貰って行ったらしいんだ。
で女の子の言う事には 実は子猫の居なくなった日 おれの帰った後…
夕方に来たら子猫が居た…つまり隠れていた子猫が出て来たんだろう。
貰っていく決心をした女の子は 張り紙をしていったそうだ。
おれの事も書いて行ったそうなんだ…つまり「カメラマンさん 子猫を貰って行きます。大事にします。」とか
その他にも 定連さんへの断りも書いて行ったそうなんだ。
その張り紙は どうやら風に飛ばされたらしい。

おれは説明を聞いていて 我が耳を疑り…
下にも書いたけど 弘法さんがきっと奇跡を起こしてくれたんだ。
信じられるか?
さっきの今だぞ。
女の子は 夕方だったら定連さんや おれが居ると思って 子猫を抱いて来ていたそうだ。
家のおんちゃんは 無事に抱っこされている子猫を見て「たにんこさんに今電話してるんだけど 大事にして下さいって言ってるよ」
と 女の子に説明していたら 
電話の向こうで大きい声で「はい!分りました!大事に育てます!」って声が聞こえた。
ほんとぉ~~~に良かった!
願いって通じるものだな。
こんな奇跡 生まれて初めてだよ。
なんか知らないけど 力が出て来たぞ。 

子猫が全て消えた日…

2006年06月08日 17時16分50秒 | Weblog
6月6日 ニューファミリーの子猫が全て消えた。

6月6日 この日を最後に このファミリーの子猫達が消えた事件の現場に おれは居た。
一枚目の写真は子猫が三匹揃ってるけど この中の一匹は 猫好きな人に貰われて行ったんだ。
残る二匹は知っていると思うけど おれは今でも撮っていた子猫だったんだ。
6日に 二枚目の写真を最後に全て消えてしまった。
この写真が 幸せな家族の最後になってしまったんだ。

おれは何時もの通り この写真に写って居る様に撮影していた。
おれの廻りには誰も居なかった。
定連さんも居なかった。
そっと腰を下ろし撮影してた。
突然 静粛を破る音が鳴り響いた。
法螺貝の何とも奇妙は音が 境内一杯に鳴り響いたんだ。
その法螺貝の音は おれが今の今まで聞いた事が無い 下手くそな音だったんだ。
一つ目の音で子猫は オチチを吸っていたのを止めて起き上がり 二つ目の音で飛び上がってしまい
三つ目の音で おれの横をすり抜けて消えた。
それっきり出て来なかった。
この日 二時間くらい待ってたが出て来なかった。

今日6月8日早朝6時に この場所に行ってみた。
途中で煮干のおじさんと 朝の餌のおばさんが立ち話をしている所に行き会った。
二人とも挨拶抜きで「あんた知らんかいな?子猫…」口々に聞かれた。
おれは冷静に 正確に伝えた。
おじさんも おばさんも「なんで…なんでこないな所で法螺貝なんか吹くんや」と言ったけど…
法螺貝を吹いてはいけません と言う看板など無いんだよ。
「鳩や猫に餌をあげないで下さい。カラスが集まって来て困ります」と言う看板は 至る所に有るんだ。
昨日朝に 相棒から連絡が入って 音声チャットをした時に この出来事を言ったんだ。
おれは「多分だけど…側溝の中で遊んでたり隠れたりしていたから。きっと…
その通路の先はお堀なんだ。そこに落ちちゃったら…」
言い終わらない内に「そんな事あらへん!絶対戻ってくるって!」と 少し震える声で言われたよ。

おれはな この事を…絶対元気で今も遊んでる…と言う事を 心のどこかで誰かに言われるのを待っていたんだ。
でなきゃ おれだって人間だし 暖かい血だって通ってるんだ。
三枚目の写真は 今日撮ってきたんだよ。
母親猫は 自分の縄張りが見渡せる場所で こうしてじっと寝ているんだ。
時々思いついた様に 子猫達が遊んで居た所や 寝ていた所をウロウロ廻っている。
…誰か おれの知らない時間に来て 子猫が貰われて言った事を願うばかりだ。
このファミリー達の遊ぶ場所は 弘法さんの銅像が立っている場所。
弘法さんの力で 何とか幼い命を守ってくれる様に 心から祈るばかりだよ。
明日の朝 行くのは辛いけど…けれど おれはシャッターを切っているんだ。
全然猫などに無関心な定連さんと おれは仮面を被って笑顔で挨拶をして。
いつの日か 子猫の消息が分かったら 真っ先にここに書くよ。