京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

空梅雨撤回か???

2007年06月25日 11時00分47秒 | Weblog
めちゃくちゃ凄い雨だった!

久しぶり!!!
いやぁ~~~光が待ち遠しいぞ。

4~5日前 特製スパゲティ造っていたら 右手の甲に火傷した。
火傷は大した事はないが…五円玉より ちょっと大き目の 中指の付け根から 3㎝位離れた所なんだけど。
で 子猫に引掻かれた傷が 足&腕に無数に有る。
それを踏まえて…

夜中に買い物に コンビニへ行ったんだ。
そしたらさ 入り口の所に悪そうなガキが 6~7人たむろしていた。
3人はヤンキー座りで 4~5は立っている。
入り口を完全にふさいでいた。
入りたいから「悪いけど 空けてくれないか?」と言ったら 完全無視で騒いでいる。
もう一度「ちょっと悪いんだけど 空けてくれないか?」と言うと 再び無視して騒いでいる。
おれにも限度が有る。
「おい どけっ!」と 怒鳴っちまった。
TVでお馴染みのシーンが展開だ。
「あぁ??? 何て??? おっさん! 何て???!」と詰め寄ってきた。
おれは 言った以上引き下がれない 御馬鹿っちょだ。
「入れねぇ~から どけって言ったんだよ。聞こえないか?もう一回言おうか?」
と 自分が置かされた立場も考えずに 言っちまっただよ。
囲まれた。
あぁ~~~どうしよう…と思っても どうにもならないよな。
すると 座って成り行きを見ていたリーダーらしき一人が「おい どけてやれ」と言う。
その隣に座っていた奴も「騒いでないで 通してやれよ」と言うんだよ。
おれは「?????????」だったぞ。

中に入って買い物をしている間「あいつら さっさと帰らないかなぁ~」とか思ったんだ。
が 意に反して そいつらはまぁ~~~だ居る。
何気に外を見たら そいつらは おれを見ながら何やら話し込んでいる。
「あぁ~~~出たら袋だな…なら やられる前に大暴れしようかな…」とか 考えちゃったよ。
根性を正してレジへ行き 清算して表に出たら…
全員ヤンキー座りしているんだ。
彼らは 足元から天辺まで ジロジロ見ている。
何時の間にか人数が 倍位に膨れていた。
もう駄目ぼ…やられちゃうな…
明日の新聞の見出しに「にゃにんこ 京都のコンビに前で 無残にも散る!」とか
書かれちゃうんだろうな と思っていた。
両側に並んで座っている奴らの前を ちょびっと震えながら しかものかかし
ゆっくりと歩いていると…
「ぉっ…本当だ…」とか「ぉぉぉ~」とか「何だ あれ?」とか聞こえる。
ゆっくり歩いて横断歩道を渡り 路地に入った時にダッシュして家に帰った。
居間にへなちょこ座りして…
??????????…!!!!!!!!!!!!!!!!!
全てが分かった途端 大笑いした。
おれの格好は 短パンに半そでだ。
つまりさ 猫の引掻き傷が無数に有る。
足にも腕にも有る。
おまけに 火傷の傷が 拳の所に有る。
きっと 何かの格闘技をやってると あいつらは思っちゃった分けだ。
勿論 ちびっつ達を 嫌というほど撫でてやったぞ。
あぁ~~~ぁ 焼きカキ食いてぇ~~~

空梅雨か???

2007年06月20日 11時17分44秒 | Weblog
あちぃ~~~な。



土曜日からチビが へんちょこりんな行動をとりはじめた。
ちびっつ達は 二階から降ろさないようにしているんだが…
上がり口でチビが「みやぅ~~~」と 明らかにチビッツ達を呼んでいる。
おれは「まぁ~~~だ小さいのに 降りて来られる訳無いじゃん」とか思ってたら
一匹…二匹…三匹…四匹…全員降りて来ちゃった。
慌ててチビとみ~の御飯を隠したら チビが切ない声で鳴く。
うるさいほど鳴く。
???………もしかしたら しつけを…と思って ちっちゃい皿に 御飯をやってみた。
まずチビが食べてる。
それを見ていたちびっつ達が 猛然と食べ始めた。
で 今日の朝。
二階から降りてきたら ちびっつも目を覚ました。
チビは一生懸命お乳を飲ませていたが「御飯頂戴」と鳴くから ちびっつとチビとみ~の御飯をやったんだ。
おれは顔を洗い トイレに。
戻ってきたら チビがトイレに行く。
何気に見ていたら チビはトイレから出て鳴くんだよ。
ちびっつ全員集合の鳴き方だ。
見ていた。
ちびっつがトイレの周りに集まった時 チビはトイレの中に入った。
本当にチビは賢い。
頭が下がるほど お利口さんだ。
チビがちっちゃい頃 おれが叩きながら躾をした。
だから ああ言う痛い思いをさせたくないから 自分から躾を一生懸命している。
驚いたよ。
もっと驚いたのは おれの仕事部屋にちびっつが入った時だ。
寝そべっていたチビが 猛然とダッシュして ちびっつを咥えて出て来た時だ。
また別なちびっつが入る。
又咥えて出てくる。
おれの仕事部屋は遊び場じゃあない事を チビとみ~は体でもって 嫌と言うほど躾けられた。
今度は ちびっつ達に教えてる。

うぅぅ~~~ん…人間ってなんだろう?
躾って 何だろう?
と 考えさせられちゃうな。

美写楽 路地裏撮影隊 そして悲劇の喜劇

2007年06月20日 10時50分57秒 | Weblog
写真:ちびっつの中の ひょうきん者。

6月17日:土曜日に 美写楽の「お気楽撮影会」で 相談役のやまさんと 祇園周辺に行った。
京都駅前で待ち合わせ 何と! 徒歩で行ったんだよな。
それがさ 見た事も無い裏通りを通って行ったので めちゃくちゃ楽しかったな。
個人的な話も出来たし 写真の技術的な話もして 有意義だったぞ。
歩いていても さほど時間がかからなかったような感じが 超不思議。

が…やまさんと 東福寺まで電車に乗って そこで分かれたんだけどさ。
体は歩き疲れているのに…土曜日は↓↓↓で 歩いているから…足だけは歩こうとしているんだよな。
つまり 東福寺からバスに乗る予定がさ 自宅まで歩いちゃった。
しかし 觔斗雲を履いているから てってけてと歩いた。
その結果…汗は出ないし 体温は上昇。
シャワーを浴びて 居間に来たら おんちゃんが氷を用意していて 早速ちべたい酒を飲んだよ。

次の日 月曜日にPCで作業中 異変に気がついた。
ネットに繋がらない。
あれこれやったけど 全然駄目ぼ。
最終的には「あっ!料金???」ツウ事で 請求書を探したけど見つからない。
おかしい…何気に おんちゃんに聞いてみたが 埒が明かない。
おれがもう一度おんちゃんに「おめぇ~に来ている郵便物持って来い」と言ったら…
ビンゴだった。
時間は昼過ぎの2時頃だ。
つまりのかかし おれ宛の請求だったら テーブルのおれの傍に置いてある筈だけど
今度のプロバイダーは おんちゃんの名前で登録していたんだ。
………???…!!! 何と3ヶ月もの間 支払いしていない事が判明。
「おめぇ~あれほど○○○からの郵便物は おれの所に持って来い と言ったろう?!」
などと怒鳴っても 後の祭りだ。
規約では 今更払っても 新規で登録しなくちゃ駄目な事が書いてある。
来月から光にする予定だから それまでは…という選択もあるが。
で 眠いので寝てしまった。

いくない事は 立て続けに起きるもんだな。
その日の夕方 6時40~50分過ぎ頃目を覚まし 居間に来て…
胸騒ぎがしたから 何気に玄関に行き 郵便物を見たら…
郵便物の間にjuriからのメモが。
メモを書いたのが6時40分とある。
おれは勝手にjuriは 日曜日に大阪から帰るんだと思っていたから 驚いたよ。
何故来たか???
juriが来た時に 充電器を忘れていったからだった。
そう言う訳が続いたから juri君 携帯メールに住所宜しく!


おめ様達 知ったかぶりはやめろぉ~恥かくど

2007年06月17日 03時02分52秒 | Weblog
いやはや昨日は暑かった。

一昨日 juriから緊急連絡が有り 大阪へ行く途中 途中下車して寄る…と。
「来たからには 紫陽花を撮らなければいけないでありんす」と言うので
翌日は 散歩がてら東寺へ。
ちょびっとしかないので「じゃあ祇園に行こう」となり 行って来た訳だ。
ところが…
何故か天気はピーカン!
汗は吹き出るし 白川に至っては 自転車が水浴びしているし。
加茂川に至っては 携帯電話が素潜りしているし。 
おれ達も アマリの暑さに祇園で御茶しようとしたけど 何故か御茶がおちゃけになってるし。
昼過ぎたので いざ飯だ!
は 良いけど 飯でおれは墓穴を掘っちまった。
「なぁjuri。あちぃ~~~から ひゃっこいうどん食うか?」言った途端 目の前に「なか卯」が。
おれが「おっ! ほら! あそこに なか卯があるじゃん」と言った瞬間に 
しまった!!!…と思ったし 思い出しちゃった過去。

八坂神社の直ぐ傍に有る「なか卯」は 以前やはりjuriと来て食事した所だ。
そこで…食事中 店の外は行列が出来ていて みなさん 鋭い目つきで
「御飯は ちゃっちゃと食え!食ったら即行で帰れ!!!」と言わんばかりに 店内を見ているし…
食事が終わった時 おれがトイレに行って…
「じゃぁ私も」と言う事でjuriが。
ところが 待っててもjuriは来ない。
うぅぅぅぅ~~~待っている客の視線が おれに集中してるぞぉ。
3分経ち 5分経ち…来ない…juriは来ないが 視線は来てる。
堪りかねたおれは店外へ。
店外でjuriを待ってたわけだ。
暫くしてjuriが 店の中であたふたと荷物を抱え出てきた。
「♪たにんこ♪…酷いよ。荷物位い 持って来てくれれば良いのに。置き去りにされた」と言っている。
猛反省したよ さすがのおれも。

で やはり「嫌な過去を思い出しちゃった…私置き去りにされたもんね!」と言ってる。
「ごめんにぇ~。反省してるよ。じゃぁ別な所に行こう」となって 別な所へ行こうと歩き出した。
おれ達は「もう うどんに拘らなくて良い」となり…
その日はjuriは 大阪に行かなくてはいけないから 時間だってそんなに有るわけじゃなかった。
ドンドコ歩いていたら 錦市場の方向へ。
急ぎ足で歩いて 話をしながら歩いていたら 何時の間にか「御飯は拘らない」が
「御飯でなくても良い」となり「ここまで来たら…牡蠣!!!」となって…
何時の間にやら「大安」へ。
狭くてちっちゃい店内は 10人も入ればキツキツだ。
無理無理入って ビールと焼きカキを。
食べた瞬間 同時に「美味い!」の連呼。
暫くして「次 何注文しようか?…」となり「やっぱり焼きカキ!」と ハモッチャッタ。
大笑いするくらい ハモッチャッタ。
何とも言えない甘さと ちょっとした苦さと磯の香り。
しかしだ 目の前に有るメニュうーを見ていたら…???
一番下の端っこに「万願寺¥250」と有る。
???…!!!おれは「分かったぞ!万願寺。ふふふのふ。茄子だ…けけけ」と思っていたら…
juriが「♪たにんこ♪…下に書いてある万願寺って何?」と言う。
おれは心の中で「ほぉ~~~ら!やっぱり聞いてきた!!!」と思っちゃった。
で 得意満面の顔で しかもさりげなく「ん?万願寺?…あぁ茄子だ」と言ったんだ。
juriは「本当?!…だってここ魚屋さんだよ?…そっかなぁ~茄子かなぁ~」と疑う。
おれも「そう言えばここは魚屋だ。でも市場だから茄子も有るし 飲み屋さんだから置いているんだろう」
としか思わない。
疑問符一杯の顔をしたjuriは まぁ~~~だブツブツ言っている。
「茄子かなぁ~…♪たにんこ♪ 本当に茄子なの?」と言うから 「目の前のねぇ~ちゃんに聞いてみな」
と言ったら 即行で聞いた。
「あのぉ~万願寺って茄子ですか?」とjuri。
ねぇ~ちゃんは即 真面目な顔で「万願寺と言う唐辛子です!」と きっぱり言った。
これから先 似たようなシシトウをひょいとツマミ
「ねぇ~~♪たにんこ♪…これって万願寺って言う茄子だっけ???」
とか言われるんだろうな。

梅雨の夜長

2007年06月15日 11時06分48秒 | Weblog
写真:「城南宮」にて。


昨日の晩御飯が終わった後 TVもつけないで ぼぉ~~~っとしてた。
TVで洋画をやっていたし でも見たくないし。
おんちゃんが「後 何もねぇ~~~のけ?」と言う。
言うからには 何かを見つけてやらなければいけない。
おれは「有る」と言ったんだ。
おんちゃんが「何で?」と言うから しりとりだ と言った。
タダのしりとりでは面白くない。
人名にした。
おんちゃんが「何にするかなぁ~…あとうかい」と言う。
おれは 伊之助 と言った。
おんちゃんが「け け………わがんねぇ~…あっ! けむし!」
おれは寝そべってたけど ゆぅ~~~っくり起きて ぐぅ~~~で おんちゃんの頭を
ごきっって やってやった。
「けむし って 人の名前か?! あ?!」と言うと「あっそうか…じゃぁ けんいち」と言った。
どうも こいつとは…
仕方が無いから「ちよのふじ」と言った。
おんちゃんは さてはて困っている。
「じ じ じ… あっ! じじぃ~!」と言ったから もうそこで終わりにした。

おんちゃんの話で 申し訳ないこってす。
彼は何故か おれが食事を作る時って 焦るんだよな。
食器棚の一番下には 米びつがある。
その上の方には コップ類や皿。
まず 観音扉を開けて コップや皿を出すんだ。
で 扉はそのままだ。
米を計って いざ電気釜に…
ね?
上の扉を開けているから 立ち上がれば 大きな音と共に頭と扉が仲良くなる訳だ。
「おい!大丈夫か???なって???」と おれが言うと こいつは…
「へへへのへ。いて~なぁ~。大丈夫だよ」と言う。
おれは言うんだよ 大きい声で。
「てめぇ~の頭なんか どうだって良いんだよ!扉が壊れていないか 大丈夫か?って聞いてるんだよ!」
と 怒鳴ってやる。
こう言う事が10年以上続いているんだ。
学習能力0だな。
ちなみに…
以前住んでいた所では 冷蔵庫の上の冷凍庫の扉に頭をぶつけ 扉の方がゆがんじまった。


ようやく寝れると思ったら…

2007年06月14日 08時31分05秒 | Weblog
写真:「城南宮」にて。

昨日夜 面白い番組をやっていた。
ファッション雑誌の プロカメラマンの事だ。
おんちゃんと見ていたら プロカメラマンが使う中判カメラの裏側に付ける
デジタル処理の値段を当てる…と言う事をやっていた。
おんちゃんが「なぁ♪たにんこ♪よ…あれ 幾ら位するんだ?」と言うから
即行で「あぁ あれか。あれ200万円…もしくは300万円じゃぁねぇ~か」と言った。
その直後 番組内で「2200万画素だと言う事」と言う。
だから「それなら300万円はするな」と言った。
すると おんちゃんは「うっそだぁ~~~!」と 馬鹿声で言うんだ。
言われたおれは カチンコチィ~~~ンと来て 目の前のライターをぶつけてやった。
おんちゃんは「へへへへへ。いてぇ~なぁ~。怒る事ないべよ…」と ぶつらくつら言ってる。
おれが以前 写真館で仕事をしていた事を おんちゃんはすっかり忘れてる言い方だし
プロに質問しているのに「うそだぁ~」は失礼だ。
しかも 中判カメラに付ける奴だ。
一般に売られている一眼デジタルカメラで 良い値段の物は100万円位はする。
ブローニー判を使用する…フイルム…カメラは 35mm加算のカメラとは 比べるほうがオカシイし
比べられないものだ。
簡単に言うと 35mmより 遥かに大きいサイズだという事だ。
だからびしっと写る。
って言うか 引き伸ばしに強い。

そんなこんなでTVを見終わり おれは隣の部屋で写真の整理だ。
1時間位したら 居間の様子がおかしい。
???…ん?猫?子猫???
やっぱりそうか…チビが二階から連れて来たんだな。
でも 手が離せない。
20分過ぎた頃 みやぁ~!みやぁ~~~!!! と鳴き声がうるさい。
しかたねぇ~なと思い 居間に行ったんだ。
あれっ???ちびっつがテーブルの上に乗ってるぞ…
しかも テーブルの上のカメラの匂い?を嗅いでいる。
途端に飛び込んで来た アンモニアの強烈な匂い。
???…!!!!!!!!!!
カメラ!
カメラの匂いを嗅いだら かすかにおしっこの匂いが…
今日早速 メインテナンスだ。

ちびっつ達は おれが寝ると 布団に上がって来て遊ぶ。
遊ぶのは良い。
が 舐める。
体中 服から出ている所を 4匹のちびっつ達が舐めまわす。
仕上げは カジル 引っ掻く ぶら下がる。
で 何度も起きる。
起きるまで 何回もその繰り返し。
手足は傷だらけで 血だって出る。
怒っても仕方が無いから 怒らない。
チビと来たら すまなさそうな顔で おれを見ている。
この時期 朝晩涼しいからさ 寝れるなぁ~と思っていたんだよ。
が…こうだ。
もしも里親が見つからなかったら…
考えるだけでも やんだぐなってきた。
一杯飲んで寝よう。

目は口ほどに…

2007年06月05日 19時02分57秒 | Weblog
↓↓↓の ちびの写真を よぉ~~~く見てみ。

おれがちびと出会い シャッターを切って帰った時の事。
写真をPCに取り込んで 一枚一枚確認していた。
ちびが印象に焼きついた。
じっとおれを見ている顔↓↓↓だ。
目はこの時は 確かに潰れていて 見えているのか見えてないのか。
しかしだ キリットシタ目 キッと結んだ口。
「私は生きているよ。私は生き延びてやるんだ」と言う風に見える。
案の定そうだった。
この時母親は 子育てを半分放棄していた。
ネコ一匹寝転ぶのがやっと と言う場所に寝転んで…
子猫達は どうやっておっぱいを吸うんだろう?
以前にも ここにその写真を載せたが。
親猫が寝転んでいて 高さが30~40センチ有るコンクリートの縁に ぶら下がって飲んでいるんだ。
落ちないように 必死に縁に爪を立ててぶら下がり 必死の思いでちびは御乳を飲んでいた。
チャンスは ちびにとってこう言う時でしかなかったんだ。
何故なら 他の体の大きい兄ちゃん達に 押しのけられるからだ。
平地では 寝転ぶ所が沢山有る。
しかしさ 他の兄ちゃん達は目が見えていて 体がでかいから 直ぐ親猫を発見出来るし
直ぐ辿り付ける。
ちびは そうはいかなかったんだ。
御乳を吸たくて 必死で母親の元に行こうとするが…
目がろくに見えないために 天を仰いでくんくんと鼻を利かせ…
匂いで辿り付こうとしているんだ。
遅いんだよ。
辿り付く頃は 親なんか居なくなっちゃう。
餌をアゲテイル常連さんが「こいつは何でも食べるんだよ」と ちびの事を言うんだ。
当たり前だ。
小さいから離乳食…んな訳行かないだろうよ?
喉が渇けば 親を見ていて真似をして そこら辺に溜まっている 小さな小さな泥水を飲む。
大きい猫達は バケツに入っている防火用水を飲んでいる。
大きくなるまでは 生きるか逝くか 二つに一つだ。

回り道をしたけども 目だ。
おれの周りに居る友達は…女の子…目が面白い。
そう言えば…70%位の割合で カメラをやっている。
カメラをやっていると 目がきりっとするんだろう…かな???
関東の友人に sumomonと言う子が居るけど これが又目が据わっている。
って言うか 涼しい目?かな…
自他共に認める 透視…が出来るんだ。
東北では なな☆が印象的だった。
つまり 女ほど目で訴える事が多いんだよな。
昔付き合っていた彼女に「あたしを見ているんだけど…何か遠くを見ている」と言われた事があった。
今ならイザし知らず その時は単純に ぼげぇ~~~っとしていたんじゃないか?
女を撮影する事が多かったから おれはその時の女の目を見る。
じぃ~~~っとは見ない。
何気ぇ~~~に見る。
見ていると 見えないものまで見えてくる。
おれは京都に来て2年以上 猫達を追いかけて来た。
ネコに限らず 動物は話せない分 鳴き声で訴えるし目で訴える。
うぅ~~~ん…
目は口ほどにものを言う…か。
当たっているな。

踊り 踊らされ 平和な日本今日も行く

2007年06月05日 07時29分52秒 | Weblog

北の国から 食うに食われず逃げて来た難民。
一方では…
今世紀最大の結婚式???
何言ってんだ?
陣内と紀香?
女は知ってるけど 男はとことん知らねぇ~し 興味ねぇ~し。
おんちゃんとTV見てたら たまたまやってたよ。
おれが「おめぇ~…こいつ等知ってるか?」って聞いたら
おんちゃん「男なんか知らない。チャンネル変えっぺ」と言われた。
勿論 即変えた。
芸能界で 誰と誰が結婚するだの 付き合ってるだの 見たくもねぇ~し 知りたくもねぇ~よ。
ただ…知り合いからのメールで 知っちゃう訳だ。
この時の視聴率は 結構良かったらしい。
な?!
結局は こう言う訳だよ。
視聴率を稼ぐ為の TV局の演出だ。
後からのニュースで分かった事だけど 何でもこの男は ピアノを弾いたらしいな。
それはそれは良かった事だねぇ。

親兄弟 友人知人ならいざしらず。
おれは 嫌になるくらい 数え切れないくらい見ている。
いや それは仕事だからな。
仕事での撮影では 感動なんかしている暇など無いしよ。
同じ結婚式なんか有り得ないし 当然毎回緊張の連続だ。
式前日 又は当日に式場に挨拶に行き 司会者とスタッフと綿密な打ち合わせをする。
おれの一生の思い出に残る結婚式…
ある寒い日だった。
小さい式だと言う。
打ち合わせを済ませ イザ時間になったが…
前ノリした為に時間がまだ有ったけど 様子がおかしい。
会場に居た司会者に「なぁ 何か有ったのかよ?」と聞いたら 新婦側の親 親戚が来ていないと言う。
来ていないと言うか 出席を拒否したらしい。
兄弟 友人しか来ていないと言うんだな。
事情は知らないし 知った所で おれには到底関係無い話だからな。
時間が迫ってきた。
おれは思いついて 司会者とスタッフリーダーに「あのさ 一列ずつテーブル並んでいるけどさ
まだちょっと時間が有るから いっその事円形にしちゃったら?」と言ったんだ。
「♪たにんこ♪さん ありがとう!」と言われ 即円形式に変えたんだけど おれも言った以上手伝った。

式が始まった。
親が居なくて新婦…かわいそうだな とか思っていたら 親代わりに 
式場の社長夫婦が機転を利かし 親代わりになっていた。
出席者の挨拶中に おれは表に出てフイルム交換をしていたら 新婦の妹と弟が
「何とか盛り上げようよ。ねぇ~ちゃんかわいそうだよ」と話し合っている。
おれはその話し合っている所を 一枚切った。
気が付いた兄弟は「あのぉ~こんな所撮らないで下さいよぉ~」と言う。
「いや…思い出だからな」と言った。
式はどんどん進み そして無事終わった…かの様に思えた。
最後 式場の外に新郎新婦 両親が並び 出席者の見送りをしていた時だった。
新婦の両親と親戚一同が現れた。
式の間 ずぅ~~~っと下を向きっぱなしの彼女。
切なかったろうし 悲しかったろう。
一生に一度の結婚式が まさか針の筵になるなんて 想像もしなかったろうよ。
お父さんがズカズカ新婦に近づき「ごめんな ごめんな」と言っている。
新婦は わんわん泣いちゃって 話にもならないくらいだ。
その時だった 式場の社長が馬鹿が付くくらいのデカイ声を出した。
「よし!よぉ~~~し! 式のやり直しだ!金は私が持つから心配しないで!」と言っている。
「なんだよ 社長やるじゃん」とか言いながらシャッターを切っていたら…
「おい カメラマン。見直したか?」と言われ 振り向いたら 社長が立っていた。
「ところでな。フイルムの無駄にならないか?二回分のフイルムだよ?」と言う。
カッコつけたよ。
「何言ってるんだか。プロは無駄なシャッター切りません」と言ったんだ。
式のやり直しで てんてこ舞いだったが 後日 パンパンに膨れた台紙のアルバムを 
式場に持って行った。

社長が直々に目を通すと言われ 見終わるまで待っていた。
社長のディスクの一角に…???…???…!!!!!
ドライボックスが有り 良いカメラがずらっと並んでいる。
社長に「おいカメラマン こっちに来て」と言われ 目の前に座った。
社長はおれを見据え「良い思い出になるな」と言った。
話している最中に 社長が新郎新婦を呼んでいたらしく 二人が来た。
新郎新婦が挨拶をし アルバムを見始めた。
ニコニコ見ていたけど 新婦も新郎も泣き始めちゃったんだよ。
泣きながら新婦が「私の本当の姿が写っている」と言う。
その後雑談をして おれは家に帰ったんだ。
2~3日後 例の式場から電話が有り おれは式場に行った。
社長が待っていた。
「あのな 是非お前さんに撮影して欲しい と言う客がいるから撮影してくれ」と言われた。
おれは「へぇ~~~物好きも居るもんですね」と言ったら 
社長が「誰の紹介だと思う?この間の二人の紹介だ」と言う。
話しながら社長はテーブルに すっと紙を出した。
社長は「この間の二人と 両親親戚 友人知人から お前さんの事を褒められちゃってな。
まぁ良かったら これにサインしてくれよ」と言われ 見ると1年間の契約書だったんだ。
嬉しかったよ。
契約書にサインをして 帰ろうとしてドアに向かったら 後ろから
「頼むぞ 同業者」と 社長の声がした。
なるほどなぁ~と思ったよな。

色々な結婚式が有るけど それぞれに良い思い出になる。
何千万円 何億かけても結構だ。
だけどな 小さい町の小さい式場で こう言った小さい出来事が 沢山有るんだよな。
出席している招待者 ヒーローとヒロイン。
みんなが楽しんでいる。
みんなが楽しんでいる間 飲まず食わずで撮影だ。
だけどさ その代償として カメラマンは小さい小さい物語を 
大きい大きい思い出を 沢山得る事が出来るんだよな。