温度差

今朝、寝ぼけた目でテレビを付け見ていたら、２００５年の展望みたいな、この時期にありがちな特集をやっていた 。今の状況を省みて今後どうなるか？そんな感じの内容で、街頭インタビューやコメンテーターの話を聞き、いつも腑に落ちない気分になる。まるで誰かが勝手に今の社会を作り上げたかのような話っぷりに違和感を覚える。答えているあなた方が望んだ社会じゃないのと・・・年代的にもそのような立場にいる人達が答えていたわけで、それこそ今の状況の反映じゃないかという思いが湧く。例えば、どんなにアウトサイドを突き進もうが、そして望もうが望むまいが、誰もが社会というものに直接間接に影響を与えているわけで、全くあずかり知らぬところで成り立つはずもなく、それをまるっきり客観的視点だけで話す態度が解せない。
そういう僕も当然その中にいるわけで、まぁそんな落とし穴に自分がはまらないよう、年を重ねたいとは思うが・・・知らず知らずにはまり込んでしまうのだろうか？

昨日、自衛隊に務めてるお客さんが、遅い正月休暇で久々店に寄ってくれた。やはりその人の身近なところでもクエートなどに派遣されている人がいるらしく、そんな話を少しの時間だけれど色々と聞いた。そういう話を少し聞くだけでも、リアルな質感のないテレビ映像が、ほんの少しだけ温度を帯びてくる。