ぼちぼち スウェーデン

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選挙戦にメディアは大張りきり

2010-07-11 | メディア情報

 穏健党 大臣辞任の理由―家庭の事情か、買春か

労働市場大臣 スヴェン=オット・リトリーン(Sven Otto Littorin)は77日の水曜日、離婚後の子どもの養育権の争いなどの家庭の事情により、大臣を続けていくことが困難になったと半泣き声で記者会見をした。

ところが、辞任の本当の理由は、2006年に女性とのセックスにお金を出す、いわゆる買春をおおなったことだという。その女性本人が名乗り出ていて、夕刊紙に記事が大きく出た。http://www.aftonbladet.se/nyheter/article7449594.ab

スウェーデンでは売るほうはよいが、セックスを買うのは違法である。リトリーン前大臣が買春したのは、どうも一回だけのようだが、世間(メディア)は許さない。特に選挙が近づくと、メディアは、いつものことであるが、政治家の醜聞を嗅ぎまわる。

  目立つためには何でもする?

全国一斉に行われる国会と自治体の議員を選出する総選挙日は919日(日)。あと2カ月である。選挙戦も終盤にはいり、各党とも有権者へのアピールに必死である。たとえば、フェミニスティック・イニシアティヴ党(F I)は10万クローナ(124万円強)の現金を公衆の面前で燃やして灰にした。 

10万クローナの現金入りの袋と、それを燃やしている写真が次に見られる。
 http://www.svd.se/nyheter/inrikes/bildspecial/bilderna-fran-almedalen_4959153.svd

カリスマ的魅力満点の党首、ギュードルン・シューマン(
Gudrun Schyman)によれば、その金額は男女間の1分間の賃金差なのだそうだ。人々にショックを与えることにより、男女間の賃金差がいかに大きいかを分かってほしいとの意図であろう。  
 
この
F I党は、2005年に結党当時、2桁の支持率を得ていたが、その後は思わしくなく、人気挽回にはなんでもやってのけるつもりなのだろう。去年だったかはスウェーデンの超人気ポップグループ、ABBAの一員が同党に100万クローナ (1240万円) 寄付して話題になった。http://sv.wikipedia.org/wiki/Feministiskt_initiativ

 とにかく、今メディアへの登場率が高いのは上に挙げた二人、シューマン(写真左)と、リトリーン(右)だそうだ。
男女2人が並んでいる小さいほうの写真が話題の二人。http://www.dn.se/nyheter/valet2010/

 


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