郵趣手帖の収集日記

切手収集について、日々感じたことや考えたことを気ままに紹介。

アレン大佐

2005年12月22日 | 文献
 戦後の、まだ日本の外貨事情が悪かった時代に海外でおこなわれた日本手彫切手のオークションというと、キャスパリー、アレン大佐、レビーというところで異論はないと思う。
 この中で、一番カタログの入手しずらいのがアレン大佐のオークションである。キャスパリーは各国のゼネラルコレクションとして超有名なので、セット物も含めてオークションには頻繁に出品されているし、レビーオークションの頃は日本にもそれなりの冊数が輸入されるようになっていたので、国内市場でさほど苦労することなく入手できる。それに対してアレン大佐のばあいは、日本切手のみであったので、海外でもそんなに保存されていないようだし、オークション当時の日本の状況から考えるとかなりの少部数しか輸入されていなかったと思える。内容的には今ひとつなのだけれども、歴史的な遺物として評価できるカタログである。興味のある方は「郵趣手帖」のホームページでご覧ください。ここをクリック!