百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

救世軍の思い出

2012年12月25日 18時02分53秒 | 随想

 歩 い て 世 界 一 周  12月25日(火) 晴れ

 

日 数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

 

15,326

10,728

 

今  月

25

377,563

264,294

15,103

今  年

360

5,486,679

3,840,675

15,241

2005年から

2,925

41,218,548

28,852,984

14,092

70歳の誕生日から

6,457 

123,168,685 

86,218,080 

19,075

ドイツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 1,089,879m

 クリスマスになると思い出すことがある。今から七十数年も前の事だ。神田の神保町に居た。貧乏で外套も買って貰えなかったが、暮の寒い時も良く【スズラン通り】をふらついて歩いたもんだ。電車通りに【救世軍】の本部があって、暮近くになると毎晩兵士たち(救世軍の信者)がスズラン通りにやって来て太鼓や喇叭を鳴らして【慈善鍋】に寄付を呼び掛けていた。

 【慈善鍋】にお金を入れる姿はあまり見かけなかったが、かなり遅くまで楽隊は太鼓を打ち鳴らしたり讃美歌を歌ッタリ、お説教をしたりして居た。通りかかる人の中には足を停めて聞く人も居た。私は寒さに震えながらも、熱心な兵士たちの行動に感動して、お説教に聞耳を立てて尊敬の気分に浸っていたもんだ。

 クリスマス・イヴの晩は大勢の兵士が集まって威勢よく讃美歌を歌った。「信ずる者来たれ!」といった歌のような気がする。その歌声に連れられて大勢の者が付いて行き、電車通りを渡って救世軍の本部に入って行った。私もその中に居た。

講堂のような大きな部屋には沢山の人が居て、偉い人がお説教をするたびに「アーメン」と言った。私はその後「ソーメン」と言って恥を掻いた思い出がある。しかし、信仰心が芽生えたか、その後日曜学校へ何回か行った。そのことがおやじに判って、こっ酷くしかられた。それ以後一度も出入りした記憶がない。

 今でもあの本部の前を通る度に、クリスマスの時に、救世軍の楽隊について行った事を思い出す。忘れられない思い出だ。