2008年 大相撲初場所～千秋楽

なんだかんだでブログ更新もままならない日が続きましたが、大相撲初場所は千秋楽を迎えました。
何と言っても目玉は“横綱決戦！”コレです。

東の正横綱白鵬と、２場所の謹慎から復帰してきた横綱朝青龍との頂上決戦！

場所前の稽古総見以来、いろいろと評価されてきた両横綱でした。私も、朝青龍のスタミナ＆気力切れを予想しましたが、ここまで闘いぬくとはサスガ横綱だと感心しました。

さて、その千秋楽の相撲を振り返ってみますと・・・。
昨日の白鵬は今までに比較しても随分と落ち着いていたように感じます。所作、眼つき、息づかい等なども含めて、その様な気配が感じ取れます。
２度３度と塩を取りながら仕切りを続けますが、昨日は随分と長く時間が掛かっていたように思えました。
朝青龍のブチまける気迫を白鵬は全て受け止めていたのでしょうか、それとも受け流していたのでしょうか・・・。決して目を逸らすことなく朝青龍を静かに見つめる白鵬を見て私は（白鵬の格が随分あがったな）と思ったのです。
注目の立会い、ＴＶでは見難かったですが、白鵬の左が先に上手をとっています。右も朝青龍の左を簡単にさせないようにうまく入っています。
こうなれば両者の力くらべでしょうか、胸をあわせて土俵際へ土俵際へ・・・。攻める白鵬、堪える朝青龍の相撲は見ごたえ充分！そしてなんと朝青龍は白鵬を吊りにでようとするのですが、焦ったのでしょうか？パワー不足だったのでしょうか？
最後は白鵬がガッチリと脇に力をこめた上手投げで朝青龍をゴロリッと土俵へ投げつけた。

白鵬が勝ったからでは無いのですが、「良い相撲でした」
白鵬が勝ったから余計に「良い相撲でした」

横綱である白鵬が、また一段と強くなってゆく瞬間を見た気がします。

千秋楽での横綱決戦！
充分に楽しませていただきました。ありがとう！