…あれ?
やっぱり何か聞こえてきたような…
「わ~れぇ~何しとんじゃ!ドジョウのくせして誰と仲良ぅしとんじゃ!」
全般的に大人し気味のドジョウの中では異端児の暴れん坊が現れた!!
暴れん坊「貴さん、どう言うつもりなんじゃ!」
シマ「そ、そ、そ、そのぉ…今から仲良くなってれば、この先食べられないかなぁ~と…」
暴れん坊「なぁ~にぃ~ あほんだらぁ! お前らがペコペコしとるから食べられるんじゃボケ! 今のうちからシメといたらんかい!」
シマ「そんなこと言ったって…無理ですよぉ…後でどうなることか…」
暴れん坊「あかんわ! マジ切れたで! そんならわしが行ったらぁ!!」
シマ「待って!! 殺られますよ!!」
何と!!暴れん坊ドジョウはシマドジョウが止めるのを振り切って、オヤニラミに向かって行ったのだった!!
暴れん坊「オヤニラミ!!親の仇じゃ!!死ねぇ~!!」
暴れん坊は叫びながらオヤニラミ向かって突進したのであった!!
しかし、その攻撃も全くビクともせず、オヤニラミはこう言った。
オヤニラミ「ちょっとぉ~ 邪魔臭いなぁ、そんなんで死なんし。 ほっとけ!」
それ以来、そのドジョウが「ホトケドジョウ」と呼ばれることとなるとは、その時誰も知る由もなし…
※この話はフィクションです。実在の登場人物に一切関係ありません。