エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

“ウグイス” と “メジロ”

2020-05-19 08:45:02 | 趣味
「ホ~ホケキョ」今年も、我が家の庭に“ウグイス”が遣って来ました。
去年と同じ“ウグイス”なのか別なのか、滅多に姿を見せないので 中々“個体識別”は出来ません。 10年以上前から、5月頃に訪問してくれるので、親子2~3世代か正直分かりません。(寿命は4~5年?) 当地において“ウグイス”の囀(さえず)りは、夏の訪れと言えません(まだまだ寒い)が、快適な気候の始まりを教えてくれます。 「ウグイスありがとう」 

不思議なのは、毎年 庭で囀る声が「ホ~ホケキョ」と一定ではなく、「ホ ケキョ」から「ホ~キョキョ」と上手く鳴きません。 “ウグイス”らしく囀るのは、約 2週間後当地を離れる間際です。 案外、鳴き声の中に色々な信号があると思います。(求愛なのか縄張りを主張しているのか?) 
私は、“ウグイス”の囀りは 野鳥界 No,1美声だと思っています!

花札(ゲーム)の「梅に鶯」は、何ら問題ありません。 しかし「鶯色」に関し、些か疑問があります。 “ウグイス”の羽色は、明らかに“薄茶色”です。 “メジロ”(若草色)と間違えたのなら、訂正する必要があります。 “鶯色”から“目白色”と!(語呂が悪い?)



メジロ”は、15年前まで見逃していた野鳥です。 “スズメ”より小さく 動きが速いので、じっくり観察する機会がありませんでした。 その“メジロ”が、極寒の 2月 庭に遣って来たのです。 「真冬に“メジロ”がいるのは不可解だ。 渡りに失敗したのだろうか」 雪で盛り上がった庭に、弱った“メジロ”が 1羽 佇んでいたのです。 多分、空腹に違いない。 急いで“リンゴ”を細かく切って器に入れ “メジロ”に上げると、一旦は逃げたものの 直ぐに戻って貪る様に食べ始めました。 私が傍にいても、夢中で食べ続けたのです。 やはり、餓死寸前だった様です。 

次の日も また次の日も、毎日 遣って来ました。 ただし、エサのリンゴを見付けた“ヒヨドリ”が 3羽 来て、“メジロ”の食事を邪魔し始めました。 「メジロ専用の餌台を作ろう」 急遽、モミジの幹に“ヒヨドリ”が入れない 小さな餌台を取り付けました。 作戦は成功し、“メジロ”の食堂が完成しました。 約1ヶ月、リンゴとバナナを食べて元気になった“メジロ”は、何処かへ旅立ちました。 「さようなら」 


“メジロ”の話は、続きがあります。 当地に桜が咲く(5月)頃、そのままにしていた餌台に  1羽の“メジロ”が戻って来ました。 勿論、あの“メジロ”です。 懐かしそうに、何度も桜の木と餌台を往復していました。  少し日焼けした あの“メジロ”が、200羽ほどの仲間を連れ、我が家の近くの大きな“エゾヤマザクラ”に来てくれたのです。 「感動しました」 正に、“鶴の恩返し”いや“メジロ”の恩返しです。 あの“メジロ”の子供と限りませんが、中に 20羽ほどの小さい雛が、“メジロ押し”(体を寄せ合った)状態で、桜の枝に連なっていました。(とにかく 可愛い) そんな情景が数年続き、私達を和ませてくれました! 「メジロありがとう」 残念ながら 近くのエゾヤマザクは、倒木の危険があり 6年前に伐採されました。



私は、身近な野鳥・“スズメ”が好きです。 写真は、エサを食べるのに夢中な“スズメ”の雛達です。 この中に、周りを警戒する親鳥(雌)が 2羽います。 危険を感じると 親鳥の一声で、雛達は瞬時に四方八方へ逃げます。 “スズメ”も、密集密着が危ない事を知っています! (20年前に撮影)