エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

密漁

2020-05-11 08:15:34 | 日記

密漁は、犯罪です! しかし、50年以上前の話ですから“時効”と思って下さい。  

中学生の頃、友達が 「(あわび)を獲って売らないか」 と、話を持ち掛けて来ました。 漁師の息子で、鮑獲りには自信があるものの、何処で売りさばいて良いのか分からないので、老け顔の私を相棒として頼ったのです。 正直、密漁と言うスリルに興味を持つたのは事実です。 (友達)「土曜日の午後に獲りに行って、伊達紋別市の寿司屋で売ろう」 とんとん拍子に話は進み、密漁計画 その日を迎えました。 港に停泊している友達の親の小型船を使い、500メートルほど離れた磯場で鮑を獲りました。 都合よく午後に満潮を迎え、鮑は取り放題でした。(岩場を移動する鮑は 素手で簡単に獲れる) 取り敢えず、30個ほどで漁を止めて港に帰還しました。(全て、隠密行動でした)


「果たして、売れるのだろうか」 自信のないまま、列車で伊達紋別市に鮑を持って向かいました。 駅前に 3軒ほど寿司屋があり、取り敢えず 一番流行っていそうな店の裏玄関に回り声をかけました。 夕方の5時ごろ、厨房で準備していた店主が現れました。 (私)「鮑を買って下さい」 勿論 密漁と分かっている店主は、一言 「見せて貰おうか」で簡単に商談成立です。 おそらく、鮑代は千円だったと記憶しています。(当時は大金です) 帰りは、友達と100円札5枚づつ山分けし、駅前食堂でラーメンとカレーを食べ、その日は スリル 晩飯 を味わいました。 密漁は、その後 遣っていません。

昭和40年代の“物価”は、現在の10分の1 程度だと思います。(ラーメン・カレーは、50~60円) 不思議な事に「トランジスタ・ラジオ」や「フィルム・カメラ」は、今より 数倍 高かったと思います。 ブラウン管式「白黒テレビ」は 品質で差がありますが、一般家庭の年収に匹敵する程 高額でした。 

現在の“貨幣価値”は適正か、些か疑問があります。 物価の高騰に反し、安値販売が目立ちます。 その源は、隣国:中国です。 「中国は、物価も人件費が安い。 日本での物作りを止め、輸入した方が合理的だ」 そんな発想は、国益を失う元凶です。 その結果「国産品は売れない。 日本の生産者は潤わない」悪循環です。 過去に「毒入り餃子事件」がありました「マクドナルドの不衛生食品製造問題」が発覚しました。 それでも、“中国依存”は止まりません。 正に、経済戦争の表舞台は“中国”です。 日本だけではありません。 世界中が“中国”に依存しているのです!

そして、謎の「新型コロナ」です。 我々は、全てにおいて反省が必要かも知れません。 「中国を利用した積もりが、逆に利用されていた」 私は、“安物買い”・“中国依存”を否定します! 中国産の“農産物”も“電気製品”も“マスク”も、日本で生産出来るものを、金儲けの為だけで取引するのは、遺憾(いかん:いけない)です。 昔、私は“密漁”の不正をしました。 ただし、反省し一度で止めました。 商社や企業は、中国を舞台に “密漁もどき”を、自国を守る為に そろそろ終焉しませんか? “日本ファースト”(自国 第一主義)ではありません。 将来を担う“若者”の為です!