エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

続・北風と太陽

2021-04-30 08:06:36 | “現代医学の功罪” 関連
「北風と太陽」の話は、旅人の外套(コート)を脱がす方法を、‟風” が良いか ‟太陽” が良いか 二択するものです。 しかし、結論を見出すのは簡単でありません。 日常生活においても、最善の選択は難しい。 迷った場合、多数意見 とか 実績 を重要視するのが 一般的です。 然らば、‟健康診断” や ‟人間ドック” で ‟初期ガン” が発見されると、‟早期治療” を「受ける」「受けない」どちらでしょうか? 不思議な事に、99%「治療を受ける」を選択するのが、日本の常識の様です! 正しい判断なのでしょうか?

◎ 日本とアメリカの ‟ガン死亡” 比較

 
ガンは恐ろしい病気です。進んで ‟ガン検診” を受けて下さい」と、‟ガン” の発見を促すのは医療界の “プロパガンダ” です。 “国民皆保険” が充実しているので「低所得者でもガン治療を受ける事ができます」「ガンが小さな内は 完治する可能性があります」甘い言葉で、日本中からガン患者を探しているのです。 ガン発見手段は、“健康診断” であり “人間ドック” です。 自ら “ガン宣告” を受ける為に、病院に出向くのですから「飛んで火にいる・・・」かも知れません。(失言でした) 「初期ガンです」「今すぐ治療しましょう」と 言われ、治療に合意しない人はいません。 そして「ガン摘出手術・抗ガン剤治療・放射線治療」 結果的に、完治して社会復帰できる患者は稀なのです。 極論ですが、現行のガン治療で完治する確率は、少ないどころか “ゼロ” です。 早期治療の挙句、医者から「余命 3年です」と告げられ、納得できる人はいません! 

1950年代から現在まで、医療が進歩しても ‟ガン患者” が 減少した ‟実績” はありません。(上のグラフ参照)「ガン発見者数は増えても 死亡者は減らない」 矛盾しています! 

一年間で ‟ガン” を発見し治療する数 ⇒ 100万人
一年間で ‟ガン” を治療中 死亡する数 ⇒  40万人 
(計算上、ガン治療を始めて 2,5年が ‟延命期間”)

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・・・ 有名人の ‟ガン” による死亡例 ・・・

◎ 芸能界
「小林 麻央」乳ガン(34歳)
「川島 なお美」膵臓ガン(54歳)
「今井 雅之」膵臓ガン(54歳)
「坂口 良子」乳ガン(57歳)

◎ スポーツ界
「千代の富士」膵臓ガン(61歳)
「北の湖」直腸ガン(62歳)
「斎藤 仁」胆管ガン(54歳)
「古賀 稔彦」腎臓ガン(53歳)

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毎年々、約 40万人が ‟ガン” で亡くなる ご辞世です。 その中に、有名人が含まれていても 不思議ではありません。 危惧するのは、有名人の仕事量でしょうか? 忙しいのが災いし、日頃の健康管理が難しい! そこで頼るのは、‟人間ドック” かも知れません。 親切な医者は、有名人に対し ‟徹底的” に 検査をします。 些細な病気も 見逃しません。「初期ガンが見付かりました」と診断すると、完治の為 早期治療を申し出るのは当然です。 それが、‟落とし穴” だと思います! 
私が知る限り、芸能人で ‟ガン治療” を拒否したのは「緒形 拳」だけです。 酒の飲み過ぎで ‟肝硬変” を患い、‟肝臓ガン” に進行しても治療を受けなかった様です。 結果、酒を止めず ガン発見から約 8年生きたそうです。
それに反し、初期ガンを発見し早期治療を始めた有名人は、3年も持たずに亡くなっています。 それは、何を意味するのか? ガンの ‟早期発見・早期治療” は、最悪の結果を齎すと言う事です!

柔道の「古賀 稔彦」(53歳)の場合、腎臓にガンが見付かり片方を 切除手術しています。 ガン(悪性新生物)が 腎臓を侵しているのなら、切除するのは適切な療法なのかも知れません。 しかし 手術後、‟抗ガン剤治療” を施した事に、疑念があります。 屈強な「古賀さん」であっても、大手術で体力が低下した病態に、‟ガン細胞” もろとも ‟免疫” まで殺傷する ‟抗ガン剤” を投与するのは、傷口に塩を塗るより危険です。 心肺機能が高いスポーツマンであっても、免疫の総てが失われては 健康を回復する術がありません。 その結果、衰弱し命を縮めると思います。 推論ですが、ガン患者の多くは 同じ轍を踏んでいます!  
相撲の「千代の富士」(61歳)も同じです。 現役を引退したと言え、鋼鉄の肉体を持つ 元力士が、一年足らずで 病気に負け 死亡する道理はありません。 「盲目の患者を、医者は 何処に連れて行くのか」 そんな声が、遠い空から聞こえて来ます。   

😃 我が思い 😃
 
2020年から現在まで、健康診断 や 人間ドック の受診者が、“新型コロナウイルス” の影響で 三割ほど減った様です。 ガンの早期治療が、最善の療法であれば 2021年以降の ‟ガン死亡者” は 急増する筈です。 40万人を超えても 不思議ではありません。 反対に、死亡者が激減したとすれば、ガン早期治療の ‟正当性” が問われます。「ガンの ‟早期発見”・‟早期治療” は、患者を救う手立てにはならない」と!
これ以上 追求すると、現行医療に対する侮辱になります。 この辺で 止めます。 2021年~2022年の ‟ガン死亡者数” に注目し、ご判断ください。  

ドクター・ X

2021-04-28 08:16:35 | “現代医学の功罪” 関連
「米倉 涼子」主演の医療ドラマ “ドクターX” は、数年前から娯楽番組として観ています。 外科医として 不可能な手術を、いとも簡単に成功させるのですから ‟医療批判” & ‟漫画的” が面白い。 別番組では、現役の医者達が “売名目的” なのか “医療啓蒙” なのか、根拠のない “健康法” を 役者気取りで 指南しています。 「医者が 説法か講釈か」と、不甲斐なさに 笑ってしまいます。 テレビに出る暇があれば、もっと医療に専念する冪です。 曖昧な ‟健康論議” など、‟医者” の守備範囲ではありません。 そこに 病気 や ケガ で苦しむ患者がいるから、医者 や 医療 が必要になるのです!

◎ ドクター・X 主演「米倉 涼子」
 

ここからは、私が関わった四人の医者を紹介します。 それぞれ、特徴がある人達です。 
 
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ドクターA 
(大学病院の指示で、僻地医療に携わる若き医師です)
 
僻地医療で 日々老人患者に接し 充実感の無さを嘆き、趣味の自転車をホームページにアップする事で 孤独を紛らわす医者です。 やはり、最先端医療から見放された思いが、患者の治療に自信を失っていたと思います。 「治療の甲斐なく 老人を死なせてしまった」 それが、医療の現実です! 医者は 数年後、勤務医を止め 個人病院を建てました。 大学病院の “しがらみ” が、嫌になったと言っていました。 医療界には、封建的とも言える上下関係があるそうです。 それこそが、日本医療界の悪しき実態です。 先輩医者のカルテは、間違いと分かっていても 容易に否定できないのです。 彼は「依存共犯関係」を強調していました。 医療界のしがらみも、医者 と 患者 の関係も「お互いに依存と言う関係を断ち切らなければ、成長もしないし良好な結果は生まれない」と!  正に名言です。
 
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 ドクターB
(酒が好で 若死にした ユニークな医者です)
 
優秀な内科医で、アメリカの大学病院で力を付け、湘南・神奈川でクリニックを営んでいた医者です。 一日の診察が終わると、 好きな酒を飲み 酔った勢いで “ブログ” を使い愚痴を発散する “やぶ医者” の 見本の様な人でした。 ブログにコメントすると「お前の言う事は 俺の辞書には載っていない」と、いつも “自我自尊” を憚らずアルコールを楽しむ医者でした。 肝臓の異変を気にし、自分で γ数値を検査しながら 大酒を飲むのですから呆れます。 エイズ問題では、意表を突く答えが返って来ました。 「あれは、同性愛者が病原菌を撒き散らしたのだ」と、結論付けていました。 酒は魔物です! 彼は 還暦を前に、食道ガンで呆気ない最期を遂げたのです。 名医でしたが、誤診・護身 で 寿命を縮めた楽天的な ‟迷医” です。 肝臓ガンに注意しながら、食道ガンで逝った ‟異端医者” でした。(合掌) 
 
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ドクターC 
(日系ブラジル人で、某 国立大学の 医者です)
 
その医者とは、直接 関係がありません。 ある日、メル友から「九州の某医大に勤務する日系ブラジル人医者が、中々説得力ある文章を書いているから、一度閲覧して下さい」と、連絡がありました。 早速ブログを見ると、自分と同じ考えを持った人物と感心しました。 注意深く読んで行くと、どこか私が書いた文章に似ていると分かりました。 そうです。 医学博士ともあろう者が、他人のホームページを丸写しにし、自分の意見として公開していたのです。 我がホームページ『現代医学の功罪 』(現在は閉鎖)「ガストン・ネサンのソマチッド論」の一部文でした。  メル友に頼んで 文章の訂正を求めましたが、変更したのは形容詞だでけで、文章の内容を変え様としません。 構いません。 当ブログが、誰かの役に立つのなら 幸いです。
 
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ドクターD 
(医者と言うより、某医師会の理事です)
 
最初のメールは、誠実そのものでした。 私のホームページを 称賛する内容で、日本の医師会も柔軟な考えを持つ方がいると思いました。 何度かメールがありましたので、自分の考えを有りのままを伝えました。 その後「なんだ お前は医者でないのか」「さては医療に不平をもつ “不満分子”か」と、手の平を返す反応がありました。 笑いました。 医師会のお偉いさんが、不特定多数にメールをするのは自由です。 ただし、自分の間違いは 訂正した上 お詫びするのが常識です。 決して メール相手に、ケンカを売るのは止める冪です。 人格が 否定されます。 ‟医師会の理事” は、巷では 有識者と思われているのですから!
 
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😃 我が考え 😃 

思うに ‟医者” は、一般の ‟職業人” です。 日々、世の為・人の為に 翻弄する聖人ではありません。 特別扱いすると、勘違いし 調子に乗るだけです。 ‟医者” に 期待するのは 誰しも自由です。 ただし、必要以上 期待すると馬鹿を見ます。 ‟医者” は、学業優秀 で 計算高い “高級で高給な職人” です! ‟研修医” は 給料が安い。 当たり前です。 新入社員が、重役並みの給料を要求しても、受け入れらないのが 当然です! 

‟新型コロナウイルス” が蔓延し、一年が経過しました。 ‟医者” の活躍で「大勢の感染者が救われた」、事実でしょうか? レムデシビル・アビガン・アクテラムなど、手元にあるクスリで応急手当した! それは、患者を ‟救った” 事ではなく「最低限の処置をした」程度です。 誰が 患者を処置したのか? 日本全体の医者 数%です。 大半の医者は、自己(病院)防衛の為に 感染患者の受診さえ ‟拒否” しています!
‟病人・ケガ人” は、‟国民皆保険制度” で 平等に医療を受ける権利がある筈です。 ‟新型コロナ” は、別ルールなのでしょうか? ‟感染症法” では「総ての患者を隔離し 医療を施す」と、決まっています。 ホテル療養・自宅療養・そんな措置は、法律を無視した ‟医療放棄” です! 

現時点で 日本人の ‟新型コロナ感染者数” は 約 57万人(約 99%が退院)、入院・治療 が必要な患者は 約 5万人(約 900人が重症)、約 1万人が死亡。
不可解です。 ‟病床(ベット)数” が 世界一の日本で、医療界が悲鳴を上げています。 医療の 限界なのでしょうか? 感染者数は、先進国(G7)で最低です! 感染者数が十倍の国でも、この難局を自力で乗り切っています。 ‟医療崩壊”・‟人員不足” を強調するのは、我が日本の 医療関係者だけです。 ‟政府分科会” ⇒ ‟医師会” ⇒ ‟病院組合” ⇒ ‟総ての医者” が、挙って感染患者を恐れている様です。 何か 勘違いしていませんか? ‟新型コロナ感染” を心配しているのは、‟医者” ではなく 我々 ‟庶民” です!
私の考え方は、間違っているのでしょうか? 

こんな ‟医療批判” を続ける 私「中村」は、本日(4月28日)‟70歳” になりました。 ‟コロナ禍” で節目を迎え、嬉しさはなく 不安 と 不満 で一杯です。 
何はともあれ、今後とも 健康に留意し ‟ブログ” を 続けて行く所存です。 宜しくお願い致します。   

ご当地 ラーメン

2021-04-26 08:09:55 | 日記

最近、日本各地で “ご当地 ラーメン” がブームです。 どちらのラーメンも、麺 や スープ に工夫を凝らし 美味しいと思います。 しかし 暑い日のラーメンは、如何なものでしょうか? 汗を流しながら食べても、美味しいと思えません! こんな 批判めいた話をするのですから、私は 決して “ラーメン通” とは言えません。 おそらく、味の好みが 偏っているのだと思います。 そうです。 昔(50年以上前)食べた “ラーメン” が、好きだったのです。

道南の我が町は、残留 中国人 や 朝鮮人 が 数名おります。 朝鮮人が営む焼肉店があり 中国人が営むラーメン店が、私が生まれる前からあった様です。 多分 ラーメンの好みは、子供の頃に食べた中華味だと思います。 既に閉店しましたが、中国人の老夫婦が 丹精込めて作る ‟醤油ラーメン” は、本当に美味しかった。 スープを一口飲んだだけで、‟五臓六腑” が喜ぶ様でした。 どうやら 秘密は、中国伝承の ‟薬味” だと思います。 それが何か 分かりません。   

「函館の ‟塩ラーメン”」「札幌の ‟味噌ラーメン”」「旭川の ‟醤油ラーメン”」 北海道ラーメンは、昔から人気がありました。 やはり、残留中国人が広めたと思います。 ラーメンが、戦争による副産物だとしたら、味が 尚更 複雑な物になります。 決め手は、やはり “中華風” にあると思います! “中国 四千年の歴史”でしょうか?         

現在 私の好みは、室蘭の「カレー・ラーメン」です。 宣伝する訳ではありませんが、カレー・ラーメン元祖 “味の大王” を お奨めします。 昔ながらの中華風醤油味に、一手間掛けた発想を評価します。 作り方を暴露するつもりはありませんが、何年もカウンター席に座り 作業工程を観察したから分かるのです。 ジューサー・ミキサーで “リンゴ” と “ミカン” を粉砕し、ブレンドしたカレー(香辛料)と絶妙に配合するのです。 この手法は、我が町で営業していた中国人のラーメン店と類似しています。 記憶では、スープを作る大きな寸胴鍋の中に、大量の リンゴ と ミカン が煮込まれていたのです。 薬味とは言えませんが、隠し味の部類です。 「ラーメンに果物」 意外な取り合わせが、コンブ や 魚の出汁 を 爽やかな風味に変えてくれると思います。 果物が  ‟企業秘密” ? ただの “隠し味” です! 
「味の大王」のカレー・ラーメンは、‟辛い”・‟美味い”。 食べ終わる頃には、汗が噴き出る程です。 ただし、辛さの指定は出来ません。

◎「味の大王」のカレーラーメン

元祖「味の大王」 カレー・ラーメンの具材は、チャーシュー・ワカメ・ネギ・モヤシ 程度とシンプルで、果物の存在は目視できません。 唯一 完食した際、丼の底に沈殿するリンゴの皮の粒子くらいです。
私が通っていた「味の大王」は 道路拡張の為に移転し、現在は ‟東室蘭駅前” で再開しています。 店は息子が引き継ぎ、室蘭市に三店舗ほど支店を出しています。 一時期、コンビニの ‟セブンイレブン” で、熱湯を注ぐタイプの ‟カップ麺” が ‟一風堂ラーメン” と並んで 販売されていました。 室蘭市に お立ち寄りの際は、ご当地「大王のカレー・ラーメン」を ご賞味ください。 ‟ローカル・ニュース” でした!  


北海道 の ‟珍魚”

2021-04-24 08:15:55 | 日記
北海道の ‟” と言えば、サケ・マス・ホッケ・サンマ・・ニシン・等です。 魚種は限られていますが、漁獲量は 日本一だと思います。 しかし、‟地球温暖” なのか 魚の‟枯渇” なのか、近年 漁獲が減少しています。 日本近海に魚が いなくなったのでしょうか? 回遊魚は、いずれ戻って来ると信じたい! 

・・・ 北海道の ‟珍魚 ・・・

◎ 珍魚と言うより海獣「オオカミウオ」
  

オオカミウオ
道東・オホーツク海に生息しています。 成長すれば、体長 1,3メートル・体重 15キロになる ‟海の怪獣” です。 硬い貝殻も、強靭な顎と歯で噛み砕く不気味な魚ですが、見た目に反し 性格は大人しい様です。 漁獲量が少なく ‟グロテスク” な為、市場から敬遠されています。 今月、網走市の「オホーツク流氷館」で オオカミウオ の ‟人工ふ化” に成功しています。 いずれ、日本中の水族館で 観察できるかも知れません。

オヒョウ
カレイ や ヒラメ の仲間ですが、サイズが 桁違いです。 最大で 4メートル 300キロになるそうです。 白身で 大味の為、回転寿司では ‟ヒラメのエンガワ” として、提供している様です。 北極海・ベーリング海・オホーツク海・等、深海に生息していますが、北海道に遣って来る事もあります。 昔「大橋 巨泉」が司会する ‟11PM” で、‟オヒョウ釣り” の特集番組が組まれていました。 出港したのは、知床だったと記憶しています。

ハッカク」 
全道に生息する トビウオ の様な魚です。 名前どうり、胴体が八角の骨で覆われている ‟可愛い珍魚” です。 さばくのは大変ですが 白身で上品な味は、寿司ネタとして重宝されています。 昔は需要が少なく、漁師が家で食べる魚でしたが、今は ‟高級魚” です。

ワラズカ
道南に多い魚です。 体型は、ウツボ や ハモ に似ています。 細長く、1メートルにもなる ‟怪魚” です。 日本各地に生息し、本州では ナガズカ と呼ばれている様です。 白身で練り物(薩摩揚げ)に向いていますが、卵巣に フグ並み の毒があるので、素人が捌くのは危険です。 当地の漁師は、内臓を取り 干して食べています。 酒の肴として最高です。

ゴッコ
ホテイウオ とも言い 道南(函館周辺)に多い魚です。 大きくても 1キロ程度で、生態が不思議な魚です。 深海魚でありながら、水深が浅い噴火湾の奥まで 産卵に来ます。 卵を抱え、丸々に太ったメスだけが来るのですから、海遊ルートが不明です。(泳ぎが達者と思えない) 毎年、冬~春 磯場で捕獲されます。 ゼラチン質で大半が卵ですので、調理法が難しい。 地元では、きも和え や 醤油汁 で 食べます。 美味いのか? 癖のある味です!


   

*「イトウ
昔、全道で生息していた日本最大の ‟淡水魚” です。 現在は 絶滅危惧種で、観られるのは ‟水族館” くらいです。 体長は 1メートルと大きいので、食糧として乱獲された マス の類です。 湖 や 沼 で釣るのは大変ですが、小さな川なら橋の上から ヤス(魚用槍)で突くのは簡単です。 嘘の様な ‟昔話” です。 

・・・北海道の高級魚”・・・

キンキ
キンメダイ と似ていますが、味は ノドグロ に近いと思います。 北海道全域で獲れますが、深海魚で捕獲量は極めて少ない。 それゆえ、値段が高いのです。 刺身で良し・焼いて良し・煮て良し・鍋で良し、キンキ は特別です。 

オオスケ
マスノスケ とも呼ばれる、北海道で獲れる キングサーモン です。 輸入の切り身は 日本中で売られていますが、地産の オオスケ は鮮度が違います。 田植え時期に獲れる オオスケ は、 サケ より十倍美味しい。(個人的 感想) 大型になると、脂がのって最高です。 ただし、値段は驚くほど高い!

・・・北海道産の ‟魚介類”・・・

シシャモ
道南・むかわ町近海だけで捕獲される ‟高級魚” です。 恐竜「かわ竜」が出土する地域なので不思議です。 輸入 カラフトシシャモ(カペリン)の味と段違いです。 生魚は、刺身 & 寿司 が ‟絶品” です。 

スケソウダラ
タラコ の親です。 足の速い(傷み易い)魚ですから、地元だけで食べられています。 独特な味が 癖になります。 最近 収穫量が減少し、滅多にスーパーマーケットで見かけなくなりました。 カジカ と同じ様に、鍋にすると最高です。

ホッケ
北海道を代表する魚です。 中でも、函館周辺で獲れる ネボッケ・シマボッケ・アカボッケ 三つの称号を与えられた ホッケ は 最上級です。 市場では、お目にかかれない ‟高級魚” です。 大都会の 高級寿司屋 や 料亭 に 直行だと思います。

・・・北海道の ”魚以外”・・・

毛ガニ
カニの中では小振りですが、味は最高です。 道南の噴火湾でも、多少ですが獲れます。 昔、漁師さんから分けて貰い 茹でて食べた味は、今でも忘れられません。 身 も ミソ も最高です。 長万部町の駅弁 ‟カニ飯” が 有名です。

コンブ」 
コンブ の生息地は、世界的に蝦夷(北海道)だけです。 600年前から、北前船で本州に運ばれ 乾燥コンブは、関西 ‟出汁文化” の基本になっています。 コンブは 全道で獲れますが、味は地域によって多少 異なります。 やはり北限の ‟利尻コンブ” が、最高だと思います。 利尻コンブ を食糧にする バフンウニ は、日本一 いや 世界一 だと思います。    

ホッキ
苫小牧市近海に多い ‟貝” です。 道南でしたら、何処にでも生息していますが、現在は 数量が激減しています。 大きな アサリ の様ですが、味が濃い。 カレーライスに入れると 美味しい。 苫小牧市(漁業組合)の ‟ホッキ養殖” は、収量・収益 共に成功していると思います。

◎ 他にも「ホタテ」「カキ」「アサリ」「シジミ」「ツブ」など、北海道産の ‟貝” があります。 噴火湾の ‟ホタテ養殖” は低迷していますが、外洋の ‟貝養殖” は順調の様です。 北海道産の ‟” に ご期待ください。

入鉄砲(に)出女

2021-04-22 08:09:08 | “現代医学の功罪” 関連
穏やかであるべく暮らしも 時として ‟めしいる” 事が ある」 嵐が過ぎ去るまで、権利を主張せず 目をつむる。 それは、‟新型コロナウイルス” が蔓延する 今だと思います。

安土桃山時代~ 江戸時代まで、日本は ‟鎖国” を続けていました。 敵国の侵入を、未然に防ぐ為です。 ただし、‟ポルトガル”・‟オランダ” の交易は、特例として 長崎に ‟出島”(埋立地)を設け 小規模で行われて来た様です。  1639年、キリスト教の広がりを恐れた ‟徳川幕府” は、再び鎖国を決めています。 出島から、不測の事態が起きる事を防ぐ措置だと思います。

幕府は、国内においても ‟関所” を設け「入鉄砲(に)出女」を 厳しく制限しています。「幕府に反抗する勢力」や「隠密・遊女」を 取り締まる為です。 その制度は、200年以上 ‟徳川幕府” を守ったと思います。 言葉を変えれば、日本の平和を守ったとも言えます。 
決して、‟武家政権” を称賛するつもりはありません。 しかし、‟非常時” に人々を守る手段として、何らかの規制は必要だと思います。 ‟鎖国” でしょうか、‟関所” でしょうか? 何もかも自由では、国の存続が危ぶまれます!    
   
新型コロナウイルス” において、‟まん延防止措置” や ‟緊急事態宣言” ではなく、‟ロックダウン”(命令)無くして、人流・人心 を止める事は出来ません。 ‟法治国家” であろうと、世界的な緊急時(パンデミック)に、‟民主主義” を謳うのは ‟見当違い” です。 ‟自由” と ‟勝手” は違います。「日本に 人々の行動を規制する ‟法律” が無い」 無ければ、法改正する必要があります!  

“新型コロナ” は、陽性患者 や 保菌者 を探し出すのは容易でありません。 税関を通過する際、体温測定だけでは “新型コロナ” を判断するのは不可能です。 昔であれば、“通行手形” を巧みに偽物すると、“関所” を易々と潜り抜ける事が出来ました。 そこで必要なのは “身体検査” です。 旅人を身包み剝いで、密書など不審物を探せたのですが、今時そんな手荒な事は出来ません。 唯一許されるのは、“PCR検査” と “経過観察” です。 現在の日本は、PCR検査自体を極力制限し、陽性患者のみを炙り出す 自国民の ‟命” や ‟健康” を軽視する方策です。 ‟保健所” を管轄する ‟厚労省” の思惑でしょうか? ‟パンデミック” が一年過ぎ、未だに 感染者・保菌者 が ‟野放し” では、‟国家検疫” の役目を放棄しているとしか思えません!

出女」は、大名の妻 や 遊女 が関外へ脱出を防ぐのが目的です。 ある意味、“外出自粛” ないし “移動自粛”(江戸時代は強制)と言えます。 “徳川幕府” は、厳し過ぎる “関所” や “参勤交代” の強要で、諸藩の反発を強めました。 また、“鎖国” を否定する “新政府軍” の台頭で「徳川 慶喜」は、武家政権に幕を閉じました。 明治政府の意向を受け継ぐ ‟現政権” は、伝染病・感染症に 確たる政策がないと言えます。(経済が最優先) 何事にも ‟後手後手” の対応では、‟新型コロナウイルス” が、自由気ままに 暴れるだけです! 

“徳川幕府” は、現代を暗示する “” だと思います。 “鎖国” で国を閉ざし “関所” で江戸を守った幕府は、庶民を蔑ろにした悪政だったのでしょうか? 江戸文化を守り、数百年 平和を育んだ “徳川幕府” は、滅びて当然だったのでしょうか? ‟武家政権” に賛同するつもりはありませんが、‟軍国主義”(現政権の礎)より 遥かに優れていたと思います!
 
入鉄砲に出女」 ‟徳川幕府” の知恵を、現政権も見習う冪です。 中国人をターゲットにした ‟インバウンド 計画”・諸外国人の懐を狙う ‟カジノ 計画”。 日本は将来、‟観光立国” として 歩むのでしょうか? ‟新型コロナウイルス” を教訓にし、改めて検証する必要があります!

◎「徳川幕府」の面影を残す「関所」