エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

太古のロマン「むかわ竜」

2021-08-29 08:12:48 | 日記

◎ 道南むかわ町で発見された恐竜化石「ハドロサウルス」


2017年、ししゃも(小魚)で有名な 道南 むかわ町 の 道の駅 で、7,200万年前(白亜紀後期)の草食恐竜“ハドロサウルス 通称「むかわ竜の化石を 一般公開しました。 2003年、地元の化石収集家が発見したもので、全長 8メートルの 全身骨格 1,600点は日本最大で、世界的にも注目を浴びています。 むかわ町は、我が町から東に100キロ程(苫小牧市の隣)ですので、遥か7,200万年前の白亜紀後期に当地にも恐竜が生息していた事になります。 そうすると 寒冷地である北海道に、アマゾンの様な熱帯気候が広がっていたのしょうか? 

◎「むかわ竜」の想像図


地球は、誕生してから40億年経過したと言われています。 正直なところ、私には分かりません。 ただ 7,200万年前に、我々が住む 胆振管内 に恐竜が存在した事は「むかわ竜」の化石発見で証明されたと思います。 そこで、疑問が湧いてきます。 白亜紀の後期、北海道および日本近郊は、亜熱帯気候だったのか? 恐竜が死に絶えたのは何故か? おそらく 何かの原因で、寒冷の時代すなわち氷河期が訪れたからです!(恐竜が暮らす環境が失われた) 地球温暖化 が問題になっている中、氷河期の話は不謹慎かも知れません。 しかし、氷に閉ざされる南極や北極を観るにつけ「今は氷河期の一刹那(地球時計:40億分の数年)に違いない」と思う昨今です。

私は 野鳥好きですので、白亜紀の 始祖鳥 に興味があります。 勿論、同時期に生きていたであろう恐竜にも関心を持っています。 如何して、栄養価の低い草や木の実を食べる草食恐竜が、10メートルどころか 30メートルにも成長したのか、生物学者でも解明できない謎と疑問があります。 その頃の草木には、特別なバクテリア(細菌かウイルス)が存在していたのか? 案外 特定のバクテリアによって、後の生物の誕生を齎したのではと、思いを募らせています。 恐竜の化石を発見した後に、謎の微生物 が出現するのではないかと、密かに期待しています!

その正体は、生物学者「ガストン・ネサン」が発見した微小生命体「ソマチッド」かも知れません。

追悼「白衣の天使」

2021-08-14 08:22:54 | 日記
私は 昔人間ですので、メルヘン風な文章は書けません。 かと言って、単なる情報として言葉を連ねても、事の真実は伝えられません。 何卒 無骨な書き込みと考慮の上、読んで頂けると幸いです。 
追悼「白衣の天使」と言うのは、1997年・27歳 で亡くなった看護師 の運命を綴った日記の事です。 他界後に見付かったノートやメモを参考に、R の弟が編集し『 姉の日記 』と題してウェブサイトで公開したものです。 筆者と多少交流があった私が、故人 R の名誉の為に ほんの一部ですが紹介したいと思います。

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静岡県の女子高生 は、下校時に小さな ハチ に刺され、帰宅後に具合が悪くなったそうです。 娘の異変に気付いた母親は、迷わず病院に連れて行って治療を申し出たのです。 担当した医者は、軽症と判断し簡単な治療で処理したのが、そもそもの間違いでした。 R は、元々 喘息の アレルギー疾患 があった。 その R が、ハチ による 毒物反応 を起こしたのです。 アナフェラキシー・ショック は、スズメバチだけに起きる事故ではありません。 小さなハチでも、早急に適切な治療をしなければ、治るどころか命の危機に晒されるのです。  
 
案の定 R は、日毎に症状が悪化し、健康が失われたのです。 体調不良で大学進学の夢を絶たれた彼女は、前向きに生きる方策として医療を学ぶ為、看護師を目指し専門学校に方向転換しました。 しかし、看護師は いばら道 だったと思います。 健康体でも厳しい仕事が、病弱の身で勤まるのか? 努力と気力には限界があります! 看護師になって大きな病院に勤めましたが、何度も体調不良で入院を余儀なくされた。 それでも、退院後には 復職 を願い出た様です。 なぜ看護師に執着したのかと言うと、いつか自分を親身に診てくれる医者(星の王子さま)の出現に、淡い期待があったと思います?



そんな 夢物語 は、数年後に叶ったのです! R の前に、優しく頼もしい医者が赴任して来ました。 事情を知った若い医者は、彼女の為に適切な投薬プログラムをつくり、それに従った彼女は驚く程の快復を見せたそうです。 短かった R の人生で、最初で最後の幸せな日々だったと思います。 しかし、現実は厳しいものです。 彼女の夢は、優しい医者の転勤(1年弱)で消え失せたのです。 後任の医者は 前任の投薬プログラムに反対し、危険なステロイド剤の大量投与にシフトしたのです。

その結果は、最悪なものでした。 10年続けて来た治療が、短期間で振り出しに逆戻りした様です。 ステロイド剤の副作用の為に「苦しい 意識も気力も遠ざかる」  が自ら勤める病院に入院し、体の自由が日々衰えるのを実感したそうです。 そこで書いた日記が、自分の 不運 を綴っています。 運命の日記 として!

父と母に「先立つ不孝をお許し下さい。・・・・・」と遺言を残し、身内の誰もが重篤である事実を知らされないまま、27歳の看護師は自分の勤める病院の一室で、ロウソクが燃え尽きる様に 息を引き取ったのです。 病名は、多臓器不全による 敗血症 でした。 

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病気 とは、運命なのでしょうか? 現代医学 が健全であれば、少なくとも何らかの解決策があった筈です!  今すぐ、治療薬 や ワクチン をつくれと言うものではありません。 一人一人の症状に応じた医療を、誠意を持ってお願いしたいのです。 「白衣の天使」儚い命 が、医療の本質を訴えていると思います。 

平成 米 騒動

2021-08-12 08:17:52 | 日記
1993年の “平成 米 騒動” を、覚えているでしょうか? エルニーニョ現象により、春から夏にかけての低温と長雨により稲が育たず、全国的に米の収穫量が落ち込んだ年の事です。 30歳以上の方は、多少なり記憶があると思います。 「あの年 食べた 外米 は不味かった・・・」どこの米屋も、中国米・カリフォルニア米・タイ米 が大半、日本米は極わずかしか売ってくれませんでした。  中でも、インディカ米(タイ米)は 不味かった。 
どうして今頃 そんな話をするかと言うと、新型コロナウイルスの影響は、時間差で遣って来ると言う事実です!

◎ “日本米” と “タイ米”


平成 5年は、暖冬異変 でした。 おそらく 暖冬 を感じていたのは、東北・北海道の限られた地域だけだったと思います。 そこで、油断が生じた筈です。 全国的に暖冬を感じないから、その後に起こる 冷夏 に気が付かなかったのです。 そして、暖冬異変が起きた。 案の定、東北・北海道は米の凶作に見舞わました。 特に、東北の米収穫量は異常でした。 例年の 30~0 %ですから、市場に供給する余裕などありません。 全国平均が 74 %で、政府は急遽 米の輸入を決めたのです。  
アメリカ・オーストラリア・中国、中でも タイ からの輸入が多かった。 そこで、タイ米騒動 が起きたのです。 その年は、タイでも凶作だった様です。 しかし タイ政府は、日本の要望を受け入れ大量輸出を決めたのです。 その結果、タイの市場は大混乱し 米価の高騰が続き、貧困層で米が買えず 餓死者まで出してしまったのです。 それを知らない日本人は、食べた事がない インディカ米 を不味いと敬遠し、廃棄したり・家畜の餌に流用したのですから問題です。 報道を観た タイの方々は、日本に対して激怒しました。(当然です) 善意を 踏み躙られたと思ったに違いありません! 28年前、日本は「食(米)に対する倫理上の汚点を残した」としか言えません。

近年「異常気象」と言うのは 禁句 です。 毎年々、記録破りの気象が続くからです。 「気象台 始まって以来、最大の 豪雨 や 暴風 を記録しました」 そんな状況で、異常を強調する事が出来ないのです。 1993年(タイ米騒動)が、今後 再現されないか 不安 です。

これは 予想ですが、来年は危険です。 新型コロナウイルス の影響で、農水産が疲弊しています。 パンデミックが、あらゆる分野で 負の連鎖 が起きているのです。 世界的な 食料危機 であり 経済危機 です!                

「悪魔の飽食」731部隊の正体

2021-08-08 08:18:26 | 日記

30年ほど前「森村 誠一」の推理小説「悪魔の飽食」を読んで、過去に日本が歩んだ軍国主義の愚行を再確認しました。 「人間の証明」「野生の証明」「戦国自衛隊」「蒼き狼」・・・ 数々の推理小説を配給し、テレビドラマ や 映画 に取り上げられた人気作家が、第二次世界大戦を題材にした ノンフェクション を綴ったのですから、当時 大きな反響を巻き起こしました。 真実か? 捏造か? その判断は、読者の感性に委ねられていると思いました。 

中国東北部の旧・満洲に拠点を置いた関東軍・防疫給水部・731部隊 が、細菌兵器の研究の為に中国人を誘拐(監禁)し、ペスト菌・コレラ菌・チフス菌・炭疽菌・・・を使い 1000余の 人体実験 を行った疑いです。 目的は、物資(武器・弾薬)が乏しかった日本軍が、アメリカ or 敵軍 を細菌で攻撃する為の秘密研究でした。 細菌兵器は、確かに使われました。 陶器製の弾頭に細菌を注入し、絹繊維で仕上げた風船爆弾(数千発)を打ち上げ、太平洋上の偏西風を利用し、アメリカ本土(西海岸)に数発が到達したそうです。 細菌による人的被害はなかったものの、大きな風船に驚いたアメリカ人が一人が、車の事故で死んだ様です。 思えば この事件は、第二の 真珠湾攻撃(アメリカ本土攻撃)だったと思います!

◎731部隊に関する悍ましい映像は添付できません。
(検索サイトから ご覧下さい)


正直言って、「悪魔の飽食」は忘れていました。 いや、記憶から消そうとしていたのが事実です。 どこまでがフェクションで、どこまでがノンフェクションか? 理解の及ばない記述が多過ぎたからです! それが、NHK BS1スペシャル「731部隊 人体実験はこうして拡大した・隊員たちの素顔」で、資料 や 証言 を公開したのです。 ドキュメントでは、東大 や 京大 の優秀な医学生達を多額の報酬で招集し、大量殺人を目的にした細菌の武器化を進めていたと言うのです。 しかし 風船爆弾の武器化構想は、1945年の敗戦により終焉しました。 問題の核心は、日本を代表する大学が、政府 or 軍隊 の意向に同意したのか? 答えは簡単です。 当時、日本は 軍国主義 だったからです! 侵略戦争が、唯一無二の国益と信じていたからです! そんな思惑は、敗戦によって頓挫したのです。  

一体、蛮行を続けた 731部隊 の記録(資料)は、誰が隠蔽したのか? 敗戦国・日本が、勝手に隠し通す事は出来ません。 戦勝国・アメリカが、生物化学兵器開発の為に、関係者に対し司法取引した様です! その証拠に、731部隊の代表者であった石井中将は 戦犯 を免れた上、アメリカから保護を受け 後の 朝鮮戦争 で技術協力していたそうです。 また ジュネーブ協定に反し、防疫給水を隠れ蓑に731部隊(生物化学兵器研究部隊)を創設した政治家は誰だったのか? 敗戦後 A級戦犯として拘束されるも、アメリカとの裏取引(秘密資料の提供)で死刑を免れ、後に内閣総理大臣になった人物です! 昭和の妖怪 と呼ばれた「岸 信介」です。 前総理大臣「安倍 晋三」の祖父と言った方が分かり易いと思います。  

◎「安倍 晋三」のお爺さん。(妖怪の孫なのか?)

生物化学兵器 と言えば、27年間「オーム真理教」が起こした 日本最大のテロ事件「地下鉄サリン」「松本サリン」を思い出します。 目に見えない 毒ガス が、瞬時にして大勢の 命 と 健康 を奪う最悪な兇器です。 
今我々は、サリン 以上恐ろしい 生物化学兵器 を経験しています。 それは、新型コロナウイルス です。 毒性は低いものの、感染力は尋常ではありません。 また、ウイルスが死滅する事は考えられません。 保存されたウイルスは、いずれ 第三国 によって テロの手段 として使われます。 人口の一極集中・無秩序なリバウンド計画、 世界は 2019年以前の 自由社会 に戻りません! 

「森 鷗外」小説 『阿部一族』

2021-08-04 08:18:24 | 日記
「森 鴎外」の 短編小説『 阿部一族 』を、現代風に アレンジ してみました。
 
江戸時代、肥後(熊本)の藩主「細川 忠利」が 臨終の際、家臣「阿部 弥一右衛門」が 遺言で「光尚(後継者)を助けよ」と 賜り、藩主が他界した後「阿部一族」に起きた 悲劇 です。 当時は 藩主亡き後、藩の重鎮が 殉職(後追い切腹)するのが慣わしで、遺言に従った「阿部」は しきたり に背き 生き恥を晒す結果になったのです。 「武士道を取るか、藩主の遺言を取るか」難しい判断です。 結果的に 後継者の 教育係 を決めたのが、悲劇の始まりでした。 肥後藩の中で孤立した「阿部家」は、謂れのない 嫌がらせ や 差別 に屈辱の日々を送ったそうです。 「武士道とは 死ぬ事ぞ!」 そこで「阿部 弥一右衛門」は、幕府に抗議する覚悟で 一族全員が自害(切腹)し、武家の名誉を守った 悲しい出来事でした。 しかし、真相は定かでありません。 いわゆる「森 鷗外」の 推理・フェクション だった様です!

小説の舞台となった肥後藩の 末裔 と言えば、79代・内閣総理大臣「細川 護熙」(旧・日本新党・代表)です。 現代の お殿様 と揶揄された「細川元総理」は、些細なトラブルで宰相の座を投げ出し、挙句の果てに国会議員も止めてしまいました。 潔いと言うか、浮世離れした 稀 な政治家でした。 怪奇小説風に言うと、滅亡した「阿部一族」の怨念が「細川元総理」に亡霊となって憑りついた?(冗談です)
 
「阿部一族」と「安倍総理」は、何の関係もありません。「阿部家」が 武家 であれば「安倍家」は 軍国主義 の血筋です。 祖父の「岸 信介」は、帝国軍の重鎮であり「安倍 晋三」が幼少期に、少なからず 帝王学 を授けたと思います。 「岸」は、戦争犯罪で死刑を求刑されるも、GHQとの裏取引で 後に 総理大臣 になった 昭和の 妖怪 です。 孫である「安倍」の偏った思想は、政権の至る所で見え隠れします。 安保法・秘密保護法・共謀罪・憲法改正・教育勅語復活  どれもこれも、軍国主義に導く道筋を切り開いた様に感じます。 
そんな「安倍 晋三」は、健康上の都合で二度 総理辞任 を決めました。 何の 因果 でしょうか? モリ(蕎麦)でしょうか、カケ(蕎麦)でしょうか、それとも サクラ(見る会)でしょうか? 間違いなく 権力の 暴走・私物化 です! 誰が、不正を裁くのか? 今になって、検察審査会が再捜査していますが、結果は 藪の中 です! 「国益の為に、不問に処す」玉虫色 の判断が、容易に見えて来ます。
 
◎ 前総理「安倍 晋三」の悲願 “憲法改正” & “教育勅語復活”
Abe

「安倍 晋三」」の因果でしょうか? 自称:ガー・スー「菅総理」は、就任 3ヶ月程で 窮地に立たされています。 「安倍前総理」が築いた政権を、丸ごと受け継いだのですから、躓くのは当然です。 全てにおいて経済優先の アベノミクス 一辺倒では、新型コロナウイル が蔓延する今、人々に受け入れられる筈がありません。 「暮らし(経済)と 命(感染者)を守る」アクセルとブレーキ、優先順位が違いませんか? 世界中が、正体不明のウイルスと闘っている最中、経済・選挙目的 ばかりの 奇策 で、有権者から支持される道理がありません! 暫定政権の「菅総理」が、権力に執着した時点で アウト です。 
「二度あることは 三度ある」 安倍政権の復活 は、自民党の 政権崩壊 ではなく「民主主義の崩壊」です。 切腹(下野)その判断を誤れば、災いは 後々 嵐の様に襲って来るでしょう。  この考え方は、あくまでも 小説『阿部一族』の 教訓 です。