エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

腸内フローラ

2021-08-20 08:28:15 | “現代医学の功罪” 関連
現代医学は、患者の腸内はあたかも花畑(フローラ)の如く、美しいイメージで腸の働きを説明しています。 しかし 腸内フローラは、単に腸内細菌の事です。 通常は、善玉菌20%・悪玉菌10%・日和見菌70%が、腸内で戦い合っていると強調し、善玉も悪玉も条件次第で80~90%の変動があるかの様に、曖昧かつ不可解な説明をしています。 それでは、何の説得力もありません。 そんな事では、医学が腸内細菌の重要性を認識しているとは思えません。 その理由は、医者や学者が挙って骨髄造血説を主張しているからです。 骨髄造血とは、骨の中で真っ赤な血が造られると言う事です。 血管が通っていないカルシウムで覆われている骨で、日々大量の血液が造られると言うのですから理解に苦しみます。 誰か、骨の中で血が造られる所を見た人がいるのでしょうか? どうして現代医学は、論拠のない骨髄造血説に拘るのか、答えは100数十年前にある様です。

◎ “腸内フローラ”イメージ


1800年代、ドイツの病理学者「ルドルフ・ウイルヒョウ」は、論文の中で骨髄造血説を発表しています。 ニワトリを使った研究で、骨髄で造血が成されたと主張し、当時の医学界から絶賛されたそうです。「ニワトリを籠に入れ エサも水も与えず、衰弱死を待って解剖した結果、造血幹細胞が骨髄内に集中し、骨中で赤血球・白血球・血小板が造られた」と言うものです。 おそらく、実験は兎も角 論文は一流だったと思います。 然らば、医学の根源は文学かと疑ってしまいます。 ある意味で、論文が優れていれば後輩達は従い、その論理が既成事実として正当化されてしまいます。 偉大な学者の仮説は、安易に否定できない医学界の師弟制度を感じます。 それでは、科学的と声高に謳う現代医学も、懐古的と揶揄されるのが当然です!

◎「ルドルフ・ウイルヒョウ」(1821~1902年)

現在 腸造血説は、一部の医者や学者が支持しています。 当然です。 食べた物は胃腸で消化し、小腸の腺毛で造血され生命を維持しているのです。 善玉菌・悪玉菌・日和見菌が、1000種類・重量1~1,5キログラム・数量600~1000兆個と、食べ物を分解・液化し生体における造血を図るのです。 “骨が血液を造る”と“腸が血液を造る”は、物理的にも論理的にも全く違います。 医学が骨髄造血に執着するのなら、あえて反論はしません。 ただし、白血病の治療  “骨髄移植”  の為なら問題です。 

“骨髄造血説” は “腸造血説”に比べ、信憑性が低い!  

腸内を活性化するのは、運動であり睡眠であり 一番重要なのは 食べる事 です。 ①ニンニク ②ショウガ ③ヨーグルト ④納豆 ⑤オリゴ糖(腸内のビフィズス菌の餌)・・・etc、食べる物は全て栄養です。 しかし、体に良い食材を定期的に摂取するのが大切です。 インド人が食べるカレー・韓国人が食べるキムチ・日本人が食べる味噌や漬物などの発酵食品、理に叶った“食”です。 健康を維持するには、体温を保ち上げる事が必要です。 体温が1℃上がれば、免疫力が 2倍増強するのです。 食事によって、腸内を常に活性化すれば、自ずから健康でいられると思います。

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