エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

“新型コロナ” と『PCR検査』

2020-05-07 12:16:40 | “現代医学の功罪” 関連
安倍総理が「PCR検査」を「一日2万件」に拡大すると宣言し一ヶ月余、その約束は未だに守られていません。 一体、何処の誰が妨害しているのか? “厚労省”か“保健所”か“諮問委員会”か“専門家会議”か“全て一蓮托生”なのか、いずれにしても総理大臣より権限がある人物が存在すると思えません!

10万人あたりの「PCR検査」実施数 》 
* イタリア・・3159人  アメリカ・・1752人
韓国・・・・1198人  日本・・・・187人 (先進国中最低)

来年は、東京オリンピックが“新型コロナウイルス”の影響で、一年遅れて開催される予定です。 世界の祭典ですから、間違いや失敗は許されません。 特に、日本に対する“イメージダウン”だけは避けたいところです。 そんな矢先、政府は大きな“ミス”を冒しました。 オリンピックの準備は整ったものの、医療体制が批判されるほど手薄だったのです。 観光客を招く立場で「PCR検査」が、先進国レベルで出来ない不手際です。 それでは、世界の人々が安心して来日する事が出来ません。 その原因は、何処にあるのか?  

あれこれ疑問を抱きつつ、24年前の「薬害エイズ事件」を思い出しました。 血友病の治療に使われた輸入売血に“エイズ(HIV)ウイルス”が混入し、血友病患者1400人が感染 500人以上が死亡した事件です。 当時、旧厚生省の血友病研究班リーダー「阿部 英」が、製薬会社“ミドリ十字”と結託し 売血事件の揉み消しを図った事が判明し、業務上過失致死で逮捕されたのです。 記者会見で阿部は「素人には理解できないと思うが、加熱製剤は粘りが強く血管に針を刺すのが難しい。 非加熱製剤を使ったのは、患者に苦痛を与えない為の最善策だった」と、訳の分からない弁解をしていました。(まるで医学のルールは俺にあると) 「医療の裁量権は医者にある」 それは、モラルのある医者に与えられた特権です。 阿部は 法律・倫理を逸脱したから、司法によって有罪になったのです。(投獄前に病死) そして、厚生省は解体された!
 
その時、厚労省(旧厚生省)で強力な権限を持つ“医系技官”の存在を知りました。 医師免許を持つ“官僚”です。 200人以上の背広を着た医者が、“病院”ではなく“役所”で国民の命と健康を、“データ”と“シミュレーション”で守るとする穿った図式です。 彼等は“賢い”のか? 未知なる“新型コロナウイルス”の対処法を、電話やメールを使って 政府の中枢を、遠隔操作(コントロール)している様です。 「PCR検査は制限します。 論理的に集団感染で70%ほど抗体が出来れば、“新型コロナ”は戦わずに勝てる」(それは、“神頼み”の類です) どうして、“医系技官”の主義主張に 政治が翻弄されるのか? 現在でも 阿部の亡霊が、厚労省の内部に蔓延っているからです! 
  

日本は、世界トップクラスの“医療大国”です。 「病院 数」世界一。 「CT・MRI 数」世界一。 どこに「PCR検査」を、満足に実施できない理由が あるのでしょうか? (諮問委員会)「SARSやMARSで被害が少なかったから、伝染病に対する検査体制が立ち遅れた」と、苦しい弁解をしています。 それは、根拠のない“方便”です。 医療後進国でさえ「PCR検査」を、数多く実施しているのです。 “検査漬け”・“薬漬け”で有名な日本が、医療後進国に劣る道理がありません。 元々、やる気がないから出来ないだけです。 それに“金”です。 予算(亡霊が企てた“アベノマスク”=約450億円)があれば、直ぐにも10倍いや50倍の「PCR検査」は可能です!


  
日本は、欧米の“オーバーシュート”(爆発的感染拡大)が起きなかったのは、単に“ラッキー”なだけです。 医療は、謎のウイルスに対する防疫が杜撰です。 今後 第二波・第三波が来る前に、万全な備えをする必要があります。 日本には、優秀な医者や学者がいる筈です。 政治家や官僚が支配する医療体制は「百害あって一利なし」政治から独立した医療機関の設立を期待します。 例えば、米国防疫管理センター「CDC」と同等の組織を、早急に立ち上げる冪です! 

難しい。  “赤字国債”・“コロナ不況”で苦悩する日本は、残念ながら財政破綻寸前です。 “ない袖は振れない” 「PCR検査」すら電卓を叩き、“二の足を踏む”情けない状況なのです! 既に、陽性患者の救済より“出口戦略”(経済活動再開)に、“シフトチェンジ”している事が気になります。 自主規制の緩和は、“是”か“非”か?