へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

シュピールグルッペ

2006-07-24 02:08:30 | ドイツのへぇ~ボン生活

 プレイグループのことをドイツ語でシュピールグルッペと言います。私がシュピールグルッペに入れていただいたのは、ボンに着いてすぐの5月初めのことでした。ボン(近郊)在住で小さいお子さんのいらっしゃる日本人親子の集まりです。私がボンに住み始めてすぐに色々な方が「初めまして。」と電話をくださって、日本語補習授業校や、このシュピールグルッペを紹介してくださいました。知らない土地で知りたい情報がこんなに細やかに入ってくるなんて、とてもありがたいドイツ生活の始まりでした。

 息子の学校が夏休みに入った7月からシュピールグルッペの集まりに参加できるようになりました。会場を借りて集まったり、お友達のお家に呼んで頂いたりしています。息子は数ヶ月ぶりに日本語でお友達と遊んだことになります。子供たちは予想したより日本語を上手に話していました。お友達と仲良くなると共に、息子は日本語を取り戻し、私もドイツ生活の専門家たちに何でも教えてもらっています。

 日本人の集まりといっても、殆どが国際結婚のご家庭で、主にご主人がドイツ人というご夫婦が多く、子供の顔ぶりだけ見たら日本人のシュピールグルッペには見えません。これは日本語補習授業校でも同じ状況で、クラスを覗いたら現地校かな?という印象を持ちます。だから日本人の両親を持つ息子の入学は、他の子供たちの日本語に影響を与えるとだろうと、先生からも保護者の方から期待されています。

 シュピールグルッペの集まりは、私にとって興味深いものでした。ニューヨークでも、永住組の家庭や国際結婚の家庭は珍しくありませんが、大抵夫婦間の会話は英語で、子供は両親それぞれの言語+英語を話していました。それがドイツだから、当然夫婦間の会話がドイツ語になりますが、私にはそれが1つステップを跳ばしたように見えました。つまり夫婦の会話は英語だろうという私の常識を飛び越して、ドイツに暮らしている彼らがダイナミックに思えるのです。ジュネーブでも国際結婚家庭のご夫婦間の会話は英語の方が多いようでした。ご夫婦が知り合った場所はドイツだったり、日本だったり、または別の国だったりしますが、日本人の奥様の方は結婚されてからドイツ語を勉強して、今では支障なくドイツ語で生活をしているのです。ドイツ生活を始めるきっかけが留学だったりお仕事だったり、そんなキャリアを知るのも私には刺激的。そもそもボンに住む日本人ママの殆どは、ドイツに永住することを前提としているので、駐在員家庭に比べて、目的や覚悟が違うような気がします。

 


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