へぇ~Bonn便り

ニューヨークからボンへ引っ越してきました。時にはへぇ~と言いたくなるようなドイツの平凡を皆さんにお便りします。

池の上を歩く

2007-12-26 07:15:44 | ドイツのへぇ~ボン生活
 「今日、池の上歩いた。」長男が近所の友達とライナウエ公園の散歩から帰って私に報告してくれた。池が氷っていたのでみんなで歩いたと言う。「う そー。恐いからやめて!」万が一でも氷が割れて落ちてしまったら・・・。氷点下の師走、水に入ったら心臓麻痺を起こしてしまうだろう。「本当にだいじょうぶなんだよ、みんな歩いてたよ。」と息子。自宅から徒歩5分の ところにある大きな池。先週の月曜日はまだ水面を鳥が泳いでいたが、急に気温が下がり、池上は厚い氷で覆われた。アイスホッケーをやっているグループもいた という。私も後日自分で氷の上に乗ってみて初めて、安全を確認した。スケート靴を借りて滑ってみると、広々していてとても気持ちが良い。

  別の日に家族でソリを持って出直した。池に降り立つと早速、息子と同じ年頃の男の子が近づいてきて、替わり万古にソリに乗って遊び始めた。子供というのは (特に男の子は)、初対面でも、言葉が通じなくても関係なく仲良くなれる。無邪気で可愛い。ソリなら、小柄な息子でも私のことを引っ張って走れるくらいスムーズに滑る。氷 にお尻をつけた状態で氷の表面を見ると、池の中に自分がいる不思議な感覚を味わえる。あまりに気軽に氷の上に降り立つことができて忘れていたけど、考えて みたら、スケートリンク以外で氷の上に立ったのは、これが生まれて初めての体験だったかも。

  散歩中のセントバーナードが、氷の上を滑りながら歩く姿がユーモラスだった。池に入ることができずに縁でオロオロとそれを眺めている別の犬もいた。春・夏は様々なイ ベントが盛りだくさんで、もちろん楽しい公園だけど、冬でさえこんなに楽しみがあったなんて。この公園の存在は、ドイツに住んで良かったと思う一番の理由になっ ている。

最新の画像もっと見る