日本国憲法は、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障している。
そのための重要な原則が「三権分立」である。
すなわち、国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制しあい、バランスを保つことにより、権力の濫用を防ぐ仕組みである。
現在の国会における政治家達は、この三権分立を破壊し、民主主義をも破壊しようとしている。
先日、最高司法は、一票の格差を巡って、現在の選挙制度は違憲状態にあると指摘した。
そして「選挙制」自体に及ぶ改革に言及した。
これを公然と無視して、解散総選挙を叫んでいるのが、国会議員達である。
これは三権分立による権力の濫用を抑制し、国民の権利と自由を守る憲法の公然たる無視であり、民主主義の破壊行為である。
これがまかり通るようであれば、国会議員は全員 政界から退場すべきである。
我々日本国民は、日本国憲法により保障された権利と自由を前提として立法府たる国会に政治家を送りだしている。
しかるに現在の国会においては、政治権力ダッシュゲーム、国会ごっこ、をやっているのみで、国民の期待に応える立法機能を果たしていない。
ことに、世襲議員に代表される、二世、三世政治家の無知、横暴ぶりが目に余る。
憲法からも、国民感情からも遊離した、権力奪取ゲームのみに明け暮れている。
これらの政治家達の行動、国会の状況は明らかに、憲法違反である。
国民はこの状況を正しく監視しなくてはならない。
憲法違反を犯して、民主主義を破壊しようとしている政治家は誰なのか。
国民は心して監視しなくてはならない。
ことに世襲政治家、いわゆる政界のサラブレッドといわれる議員達の無法ぶりが目に余る。
彼らは、いわば「政治貴族」であり「公家議員」である。
貴族特権階級や、公家達に、国民生活が理解できるはずがない。
世襲議員が垂れ流す弊害は、金権政治であり、既得権益の独占であり、既得権益の濫用である。
何よりも重大な害悪は、国民生活の問題を無視して、権力闘争に明け暮れ、国会を私物化することである。
これは、政界のサラブレッドと持てはやされ、国民の生活感覚などわからない、貴族特権階級議員であり、公家議員であるからである。
貴族院は明治政府の遺物だ。
現代の自由民主主義、議会制民主主義の時代においては、貴族議員、公家議員、すなわち世襲政治家は政界から退場すべきであろう。
三権分立の原則を遵守し、憲法にのっとり、国民の権利と自由を守るための政治家以外は、国民は必要としていない。
友人といつも話し込む話題である。
世襲政治家、政界のサラブレッド二世政治家ほど、国民にとって不用な存在はない。
国民は民主主義を破壊する政治家はだれなのか、心して監視する必要がある。
賢明な国民はすでに見抜いている。