音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

世襲政治家 の 害悪

2012年10月20日 | 日常雑感

政界のサラブレッド・・・などという馬鹿な言葉がある。

マスコミもジャーナリズムも、さもそれが名門であるかのように持てはやす。

しかし、この世襲政治、世襲政治家こそが民主主義を破壊するものであるのだ。

血統が重んじられるのはサラブレッドの世界だ。

政治の世界の世襲は金権政治、既得権益、既得基盤、票田などという害悪を垂れ流す。

世襲政治家、二世、三世という政治家の庶民感覚から遊離した生活感覚を見ると、その弊害は手に取るようにわかる。

つまり世襲政治家は、もはや「国民の為の政治家」ではなく「特権貴族」であり「公家」であるのだ。

貴族や公家に庶民の生活感覚が理解できるはずがない。

自由民主主義、議会制民主主義の現代政界に、貴族や公家はいらないのだ。

貴族や公家に、国民の生活を真剣に考える 国民の代表が務まるはずがない。

大河ドラマ「平清盛」を見ていると、貴族・公家政治に苦しめられ、虐げられた階層から、武家が台頭してきた。

まさに現代の政治世界を見ていると、貴族・公家政治による権力争いそのものだ。

公家や貴族に庶民の生活苦や、生活感覚が理解できる道理がない。

政治の世界も、経済の世界も、二世・三世の公家・貴族世襲世代が表舞台から退場する時期にきている。

そもそも政治家は職業ではない。ヨーロッパの民主主義国家では政治家はボランティアだ。

日本の世襲政治は、政治貴族を生み出すという害悪をまきちらしている。

サラブレッドが必要なのは馬や、犬・猫ペットの世界だ。

政治の世界のサラブレッドは、金権、既得権益、票田のみを考える、政治貴族を生み出すだけである。

こうした世襲政治貴族、政治特権階級が民主主義を破壊してゆく。

政治、国会を権力奪取ゲームの為に私物化してしまう。

国民は世襲政治家の害悪をしっかりと監視すべきなのだ。

国政においても地方政治においても。





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