今夜は科学チャンネルで「宇宙空間の謎」に迫る番組を見ていた。
我々を取り巻く現実世界、宇宙というのは謎に満ちていてまったく興味津々だ。
我々を取り巻く宇宙空間は布のように伸び縮みする「時空」であると、アインシュタインは理論付けた。
マクロの宇宙では「相対性理論」で説明できることが、原子レベルのミクロの世界では「量子論」でなければ説明がつかない。
素粒子に「質量」を与えるものは何か。
それがなければ「物質」が構成されない「神の粒子」が「ヒッグス場」をみたす「ヒッグス粒子」だと予想された。
今年のノーベル賞受賞者、ピーター・ヒッグス博士の予言した「ヒッグス粒子」がセルンなどの実験により、ようやくその存在が証明された。
空間、真空は何も無い「無」ではなく「ヒッグス粒子」に満たされた「ヒッグス場」であることが確かめられたわけだ。
しかし、この宇宙は加速的に膨張しているのだが、宇宙を膨張させている謎の「暗黒エネルギー」が知られるようになったのはつい10年ほど前のことだそうだ。
しかもこの「暗黒エネルギー」は宇宙全体の70%を占めているにもかかわらず、その正体がいまだに解明されていない。
人類の「存在」への探求はまだまだ続く。
一方でブラックホールの研究から、ブラックホール内の世界は境界面に情報として総て記録されていることが分ってきたそうなのだ。
ここから我々の宇宙は、宇宙の境界面の2次元平面に情報として記録されたもののホログラムであるという「宇宙ホログラム説」が真剣に考えられるようになっているのだそうだ。
これが実証されれば、人類の「宇宙観」は劇的に変化するだろうとのことだ。
それにしても我々を取り巻く「宇宙」は謎に満ちている。
神秘的であるが故に魅力的だ。
この壮大な謎に挑戦し続ける「人類の存在」もなんと魅力的なことだろう。