先週の金曜日は赤穂ハーモニーホールの「播州城山流 赤穂義士教室」のお稽古だった。
毎年8月の赤穂のお稽古の帰りには室津に寄って、室山城の志織姫を偲んで、しの笛を吹くことにしている。
「室津 八朔の雛祭り」の始まる前日のようだった。
室山城跡を臨む海辺から、志織姫の供養にと、しの笛を吹いた。
「風の音~室津・八朔の雛祭り(城山如水作曲)」より、八朔の恋歌、八朔の雛祭り、夏の蝉
「風の音~恋文・愛(城山如水作曲)」
志織姫は播州姫路から輿入れの姫で、黒田如水の妹であったので、黒田節 も。
人気のない海辺の林には時々、カナカナ蝉が鳴き声を響かせていて、まさに夏の終わりの「夏の蝉」だった。
ひっそりと、しの笛を奏でて志織姫の供養を済ませたら、今年の夏も終わりに近づく。
室津の海に沈む夕日が美しかった。