音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

政治家の金銭感覚とモラル

2009年12月22日 | 日常雑感


日本の貧困率、というのが先日ようやく公表された。

それによると日本人の7人に1人が貧困低所得者、とのことだった。

その貧困家族の下には貧困に苦しむ子供達がいる。

貧困の為に学校給食以外には、朝食も夕食もおやつも食べられない、空腹児童が急増していることをニュースは伝えていた。

貧困の為に学費が払えず、高校を中退する生徒の増加も伝えていた。

ワーキングプアーの増加、離婚家庭の子供達の悲惨な貧困生活。そして日雇い派遣労働者、ホームレスの悲惨な生活。

この貧困が生む歪みが社会に犯罪を蔓延させる憂いは、多いにある。

一方で、鳩ぽっぽ総理兄弟、自民党前総理達、闇将軍幹事長・・・など、政治家の資産の突出ぶりには呆れて、馬鹿らしくなる。

ほんとに国民の幸せを願うなら、私財をはたいてでも貧困救済に当たるべきだろう。

個人が何億、何十億という蓄財をする必要がどこにあるのだろう。政治家にせよ、実業家にせよ。

鳩ぽっぽ総理兄弟に、親から毎月¥1500万の援助があって、それを知らなかった、という金銭感覚の麻痺ぶり。

与野党にかかわらず、こんな政治家達に本当の庶民の生活感覚がわかるだろうか。

かりに、権力を握って政治をする為にそれだけカネが要るのだとしたら、これはもう異常な金銭感覚としか言えない。

ヨーロッパの国の中では、政治家達はボランティアの精神で政治に携わっている国もある。

それでこそ、庶民の生活感も分かると言うものだ。

日本の政治はどこかおかしい。

カネが儲かるから政治家になるのか、政治家はカネが儲かる甘い汁が吸えるのか・・・推測されても仕様が無いだろう。

貧困に喘ぐ多数の庶民と子供達、一方で莫大な資産を蓄財する政治家達。

日本はいったい、どういう国なんだろう。



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