酒飲み掃除日記

掃除用具のレビューや飲んだお酒の感想とかをつれづれなるままに書いてます。

消えゆく糖類添加日本酒

2007年02月25日 | 日本酒・清酒

厚木の酒蔵である黄金井酒造が糖類添加を添加した
盛升 佳撰の販売を止めたようで
糖類を添加していない盛升 赤ラベルという普通酒が出回っています。
もう飲めなくなるなら、最後にもう一度だけ従来の佳撰を飲んでみようと思い、
近くの酒店へ行ったのですが既に新商品しか置いてありませんでした。
そのため、本厚木駅へ出かけたついでに
周辺の酒店やスーパーを見てみたのですが、
やはり佳撰はどこにも置いてありませんでした。

同じく糖類添加を止めた丹沢ほまれの旧製品は
12月まで出荷されていたようで新製品に置き換わりつつあるものの、
まだ従来の製品を数点おいてある店もありました。
ですが、神奈川県央酒販協同組合の手印酒でなく
盛升とラベルに書かれたものを飲もうと思ったので、
商品回転率が低いであろう郊外の店も探してみることにしました。
ところが、郊外に行っても盛升 佳撰は置いてありませんでした。
つい数ヶ月前までは、厚木の酒類を取り扱う店には
必ず盛升 佳撰の一升瓶や四合瓶が大量に置いてあったのに
忽然と消えてしまったのです。

不思議に思い、酒店で盛升 佳撰の在庫はないのかと尋ねてみると、
どこの酒店からも、新製品が発売されて従来の佳撰の出荷が終わったので
今まで佳撰を飲んでいた人が買っていったという答えが返ってきました。
プレミアがついたりするような酒ではないので、
転売目的で大量に買った人がいるとは思えません。
それだけ、この酒に慣れ親しんだ人がいたということでしょう。

糖類が添加された日本酒の中には酷い酒があることも確かですし、
それらは批判を受けても仕方がないでしょう。
ですが、多くの人が愛飲された酒もあったということも
忘れてはいけないのではないでしょうか。