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変わるのか?

2006-01-19 00:34:05 | Weblog
北朝鮮が変わろうとしているのか?

中国との首脳会談でアメリカとの対立緩和をしたいとのことで協力要請が出たようです。アレだけ対立してきたアメリカとの対立をどうにかしたいという方向性が出てきたのは変化の兆しでしょうか。

アメリカの金融制裁措置に備えるためでしょうが、理由はどうあれそういった動きが出ること自体が一つの変化といえるかもしれません。今までだったらやれるものならやってみろといわんばかりの態度でふんぞり返っていたのではないかと思います。

ただ本当に変わるのだろうかとも思います。散々国民を煽りながら反米政策を進めてきた北朝鮮が、金融制裁という実力行使に屈するという形になるのをよしとするかどうか。

北朝鮮の実情からすれば変わらなければやっていけないということなのだろうとは思いますが、国民感情を操作しながら国家全体で対アメリカという構図を作ってきておきながら、敗北を認めるような形で変わることができるのでしょうか。

もちろん米中間の関係が良くなれば日朝間にも影響が出てくるでしょうし、アメリカよりの日本との関係がそれを理由に悪い方向に動くことはないかと思いますので、私たちとしても悪いニュースではないでしょう。

ただ北朝鮮であるということがすでに気になるといえば気になります。簡単に約束を反故にする国、という印象があるので仮に中国に仲介してもらったり六ヶ国協議で進展があったりしても油断できないと感じてしまいます。

はたして北朝鮮がどういった腹積もりでいるのかというのが気になるところです。ことが中国を介しての米朝間の話ですから日本が口を出せることでもないでしょうが、政府としてはこの動向を受けてどのような対応をするつもりなのでしょうかね。