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靖国問題は争点となるか

2006-01-14 10:19:55 | Weblog
総裁選に向けて早くも火花が散っております。

首相の靖国問題を争点とするか。この点において安部氏を中心とした親小泉派と山崎氏らの反小泉派で反目しています。

アジア外交が行き詰っている。それは靖国問題に端を発しているというのが山崎氏らの認識ということでしょうか。それを何とかしなければならないのだからこれを争点とすべきということですかね。

対して小泉氏らは心の問題である、かえって中国に反発させる材料となる。そういった考えで争点とすべきではないということのようです。

私の個人的考えではこれは争点としてほしくない気がします。別に小泉人気に煽られてのことではないつもりですが。

山崎氏らがいっていることは間違っていないとは思います。実際アジア外交は問題が山積みであり、それが靖国参拝によるところがあるのは事実でしょうから。

しかしこれを争点にもってこようというのは中国を意識しすぎているような気がします。弱腰外交という言葉が思い浮かんできます。

外交において強気なばかりでは話にならないというのはわかりますが、かといって相手がクレームをつけてくることにいちいち従ってばかりいるのは歩み寄りとか遠慮とかではなく、ただ腰が引けているだけでしょう。

小泉氏の後任が靖国参拝をするか否かはわかりませんが、それを争点としてもってくること事態が中国を意識しすぎた総裁選となり、外交における日本の弱気なあり方を意識させられてしまいそうです。