健康を買う

国保料が支払えずに医療費全額負担という人が増えてきているそうです。

国保料の支払いが滞ると保険証が取り上げられてしまい、医療費の負担が全額自己負担となってしまいます。これは医療費の滞納の対策という意味合いもある政策ですので一概には批判できないのですが、結果として医者にかかれずに困ってしまう人も生み出しています。

国の政策なのに国民が苦しむということはありうべからざることではあるのでしょうが、同時に滞納している人間でも支払っている意図と同様の恩恵が受けられるというのでは公平さを欠くという意味ではそうあって当然ということもできてしまいます。

この辺りの兼ね合いがあるのでこの政策は間違いであると言い切ることができなくなってしまっています。どちらの点を主張しても間違いではないということが問題となってしまっているわけですな。

それに現実的には料金を払わないのではなく、払えない人というのも少なからずいて、そういった人も保険証を取り上げられてしまうから問題となるのでしょう。払いたくないから払わないという人は自己責任ですので不利益をこうむっても自業自得ですからね。

ただ払いたくても払えない人に対してはそれなりに配慮が必要なのかもしれません。その辺は調べてから判断をする必要があるでしょうから、いろいろ手間がかかって大変になるのでしょうが、金がないなら死ねというのはよろしくないでしょうから。