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いいこといった

2006-01-08 01:42:14 | Weblog
竹中氏の発言はそうあってほしいという感じがしました。

竹中総務相がとある民放番組で「デフレを克服し、『小さな政府』を作れば、最終的な引き上げ幅は10%とか10%強で抑えることは可能だ」との認識を示しまた、消費税論議に関しては「引き上げ幅を最小化するためにはどうしたらいいかという議論こそすべきだ」と語ったそうです。

消費税10%を高いと思うかどうかは人によって異なる部分もあるでしょうが、私はそのくらいはあっても仕方ないと思っています。安いに越したことはないですが、10%くらいなら許容範囲内です。

だけどこの発言で大事なのは後ろのほうで、引き上げ幅を最小化するための議論こそすべき、というのがポイントでしょう。金がないなら税金を上げればいいという安易且つ愚かな策は良くないと立場のある人が明言したことは大きいと思います。

小泉首相が退任した後も内閣に竹中氏が留まれるかは正直私にはわかりませんが、テレビ番組という公の場とも言える場所でのこの発言は後々にも影響があるんじゃないかと思いたいです。もしも今後そういったことをしようとする愚者がいたとしても歯止めになってくれるんじゃないかと期待したいです。

竹中氏が小泉内閣における経済面の主柱であることはすでに言うまでもないことで、その人物が出した見解です。小泉氏が退任して以降が消費税議論の過熱していく時期でしょうが、竹中氏が内閣から去ってしまったとしても後任者はこの考え方を見習ってほしいものです。