移日々之事物

気になったこととかに関する戯言とか

変節

2005-10-15 00:41:02 | Weblog
反対といっておきながら賛成する。

郵政民営化で反対しますといって当選しておきながらも土壇場に来て賛成票を投じた議員がいます。誰とは言いませんが。

擁護する人によると「信念を貫いても、郵政民営化法案成立の流れは変わらない。それよりも自民党議員でいれば、民営化する上での諸問題が是正できる」ということらしいです。

一理あるような気もしますが、反対と訴えて当選したのならそれを翻してはいかんでしょう。実際抗議の電話とかもあるらしいですしね。

処分されてはまずいというのは政治家としての理念を通す上でまずいということもあるのでしょうが、選挙活動での発言は言ってみれば全て公約です。マニュフェストという言葉を使って語られるのではなくとも、語られる言葉に嘘があってはいけません。

いかなる理由があろうとそんなことがあっては国民は何を根拠に投票したらいいのかわからなくなってしまいます。政治家にとって一番あってはならんことは嘘をつくことでしょう。

造反組みだから処分されるとかではなく、政治家としてやってはならないことをやり政治家というものの信用を落としたという点で問題視されるべきだと私は思います。