移日々之事物

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トップ不在

2005-10-10 02:07:52 | Weblog
今日は自民党の派閥のトップ不在での混迷に関してですね。

私は個人的に派閥は好きじゃありません。同一政党内でも意見を異にする人間が必要というのはわかります。政党政治のありようからすれば褒められることではないでしょう。私もそれは同意しますし、派閥なんて本来あるべきではないと思います。

ただ与党のごり押しを防ぐという観点からすれば派閥にも意義があるでしょう。

だけど気に入りません。派閥の内情としては政治家個々人の利益とか好悪が非常に関係しているように思えるからです。

それに自民党の意見として出されながらも一部派閥が賛成しない結果廃案になる、ということがあるのがおかしいと思います。自民党の考えとして表明されたのにそれに反対するのはどうかと思います。そんなやからは離党してしまえとすら思います。

確かに今回のように一つの党が議席数を大量に持っている場合はある種の独裁にも繋がる危険性をはらむため、まとまった反対派というのは存在が求められます。しかしながらそれはそれぞれの政策に対して一人一人の政治家が個人的にどう思うかに基づいて行われるべきです。

自分の所属している派閥が反対というからそうなんだというのはあってはいけないでしょう。反対する人が集まって「~法案反対派」というものが結果的に形成されるのはいいでしょうが、「~派」という個人に引っ付くようなのは賛成しかねます。

先に述べたように利益や好悪というのもついて回ります。いわゆる族議員の集まりの派閥なんかは国民を馬鹿にしているとすら感じますし、小泉嫌いで動くような某派閥のようなのは論外です。

そして大きな派閥ほどそういう傾向があるような気がします。利益があるから集まるし、あいつ嫌いという感情による集団形成は人の性かもしれないですね。

混迷していていまいちまとまらないというのは先に言ったような、ある政策に賛成できないからとかいった強い意思による結びつきがないからそうなっているように思います。

……もうはっきり言ってしまいましょう。

誰はばかることなく言える政治家としての考えからの集団でないのなら消えてしまえ。