移日々之事物

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処分

2005-10-05 00:50:00 | Weblog
郵政民営化造反組みへの処分が行われます。

どうも今月中に行われるそうです。いったいどのような処分が行われるのかが見ものです。

別に造反組みにどんな処分が行われるか自体はあまり気にしてはいません。小泉氏が党首になった時点で郵政民営化は党の公約となったわけで、それを反対した人間は自民党としてどうなのかというところまでいっていると思えるからです。

私が気になっているのは政党政治とは、という争点に繋がりうると思えるからです。もともと政党というのは志を同じにする人が集まって作るものでしょう。とはいえまったく同じ考えの人が集まるわけもなく、個々の問題を取り上げれば意見の相違はあってしかるべきです。

むしろそれがあるから政権政党であっても独善的なワンマン政治ができないという側面もあると思います。選挙などの国民の審査という点をぬきにしても、です。

特に今回の自民党は公明党とあわせて三分の二以上の議席数を確保しています。もし全員の意見が一致したなら無理やりにでも押し通せるわけです。それがありえるか否かはともかくとして。

そうやって考えると反対=処分という図式が当たり前になってしまったならばちと極端ですが政党が崩壊するか党首の意見に無条件で賛成するかということになりえます。

政権政党内部での自浄作用というものが存在しても働かなくなってしまいます。それを私は恐れます。もちろん仮定に仮定を重ねた上に国民の目を無視した図式ですからそうならないだろうとも思ってはいますが、その危険性を考えると安易に目をつぶれるようなものではないとも思えてしまうのです。









政党というもののありようからすれば当然のことかもしれませんが、やりすぎるといろいろ怖いです。