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学校の意義

2005-10-08 04:29:19 | Weblog
学力向上は学校ではなく塾だそうです。

それは今さら言われるまでもなく昔から言われていたことだと思いますがね。塾は受験対策的な勉強をするわけですから、学力向上がわかりやすいと思います。

問題がたくさん解ける=学力高い、という図式がある以上は受験対策というか問題を解けるようにする塾の方が優れているのは言うまでもないでしょう。それに学校というのは受験対策をやるところじゃないですからね。

時々思うんですよ。学歴社会を形成しておきながらゆとり教育とかいう政治はどうなんだろうと。そんで学力が低下していきながらも学歴が重視されるから塾の存在が際立つ。

結果子供は勉強に追われて余裕がなくなってしまう。子供が子供らしくあれない社会になってしまう。なんともおかしなことです。ゆとり教育とまったく逆の方向に加速しているような気がしてきます。

近年では学歴偏重主義は揺らいできていますが、親たちの間では学歴神話は崩れていません。いい会社に将来はいるためにはいい学校に入るべきだと思われています。そしてそれは必ずしも間違っていないでしょう。

けれどそのために子供を勉強に追い立てるのは正しくないと思います。学校には塾と違って友人たちとの交流などから人間形成の促進を図るという側面もあるでしょうが、塾に通わなくても何とかなるような勉強をするべきではないでしょうか。

そういう動きをしているところもあるでしょうが、保護者の大半が塾に通わせなければと思ってしまっているような現状を打破するには不十分でしょう。