「餅」が無い。
暮れに弘明寺の「江戸屋」で少し買ったはず。(ここは和菓子屋だが、餅も売るのだ)
どこにあるかわからない。青くカビて出てくるだろう。
先祖は餅なし正月だったのだ、とよく父にきいていた。
昨年に引き続き、今年もやってみることにした。
うるち米の粉に湯を混ぜて練り、団子を作る。沸騰させた湯に落として茹でた。
粉を混ぜてねったボウルに水を入れて沸かした。とろみがついている。ゆだると、団子が浮き上がってくる。
器に取って水を切る。作っておいた雑煮の汁に入れる。鶏のドラムをだしとしていれた。
ナルト(買った)、そしてその他の野菜。高知の赤目芋、干し筍。人参、油あげ、干し筍。青みは小松菜だ。ゆでた団子、なんと美味であった。作っていたら、元旦の12時である。ぜいぜい。
写真は、団子をボウルに入れて茹でるところ。茹で上がった団子を黒塗りお椀に入れたところ。
鍋の中に団子を入れたところ。見た目は悪いが、このおつゆはおいしかった。
小松菜の根っこも、もったいない。細かい根をこそげて、刻んで雑煮に入れた。