栗原市金成の赤児地区、この辺りは標高100~150mの丘陵地が東西に延びていて、その間を中小の河川が流れ、耕作地は川沿いに広がっています。大きな河川がないため、農業用水の多くをため池に頼らざるを得ず、そのため沢の上流域には大小のため池が築かれています。農道やため池周辺を踏査していると、ため池周りにはマンサクの花が多いことに気づきました。マンサクのような小高木は森の中では陽射しが得られないため、道路 . . . 本文を読む
昨年、ビロードモウズイカの花を観察した瀬峰駅近くを通りかかったので、ひょっと
してロゼット葉が見られるかと、立ち寄ってみました。
ビロードモウズイカは二年草ですから、ロゼット葉で越冬すると読んだわけです。
瀬峰駅の東側にはちょっとした引込み線があり、その周囲や駐車場周辺を歩き回ると、
10数株見つかり、その大きさは大小様々ですが、大きな葉は長さが20cmほどもあります。
間近で見ると、葉には白い . . . 本文を読む
一関市藤沢町大籠の南東部、林道から斜面を下ると、沢沿いに細長い湿地があって、
小さなセリが群生していました。平地なら日当たりが良いので、もっと大きくなって
いるのですが、ここは冷たい湧き水で、一日の半分は日陰になるような場所ですから、
生長が遅れているのでしょう。
二枚とも2018.3.13撮影
セリには特有の香りがあり、それはオイ . . . 本文を読む
一関市藤沢町大籠の南東部、川沿いの集落道が黒色頁岩の岩壁近くを通りますが、
ここにたくさんのノキシノブが着生しています。
川から湿気が供給されますし、岸辺には杉が何本か聳えて木陰をなしていますから、
ノキシノブにとっては絶好の環境なのでしょう。
二枚とも2018.3.13撮影
ノキシノブが着生する岩壁の岩質については、石灰岩を好む . . . 本文を読む
一関市藤沢町大籠の南東部、集落上手の沢沿いに、カツラの木が聳えていたのを
思い出して、立ち寄ってみました。
葉が茂ると株立状に直立する幹が見えなくなるので、今がカツラの特徴的な樹形を
撮影する適季と言えるでしょう。幹が多数株立になっていますが、全体で一株です。
ここには二株が並んで生えています。
カツラは、最初からこのような樹形で生えてきたわけではありません。
はじめは単幹で生長し、大木になって . . . 本文を読む