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里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ミツバウツギの実

2017-03-07 | 日記
梅雨時に林道沿いとか林縁を歩くと、ミツバウツギの実がたくさん生っています。
この形が滑稽で、折紙の「やっこ」のハカマを思い出し、一人で笑っています。
余談ですが、やっこ(奴)とは武士に仕えた中間とか小者と呼ばれた人たちですから、
決してハカマ(袴)など穿かなかったはずですけどねぇ・・
撮影地は一関市藤沢町黄海地区。




                             二枚とも2016.7.1撮影

ミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉広葉樹で、樹高2~4mの低木で株立ち状になる。
日本全土に分布し、山地の林縁や伐採跡地などに自生する。
樹皮は灰褐色で、縦に浅い裂け目がある。
幹は枝分かれし、多くの小枝を開出する。幹や枝には髄があり、当年枝はやや角張る。
樹皮は灰褐色で、縦に浅い裂け目がある。材質は堅い。
葉は対生し、3出複葉。小葉は卵形で長さ 4.5~8cm、2.5~5cm、先端は長く尖る。
基部は楔形、縁には細かい鋸歯がある。頂小葉は大きく側小葉は小さい。
花期は5~6月で、当年枝の枝先に長さ5~8cmの円錐花序を出し、香りのよい白花を
たくさん付ける。花弁5個で長さ5~7mm、直立し平開しない。雄しべ5個、花柱2個。
萼は花びらとほとんど同じ形なので、花びらがたくさんあるように見える。
果実は蒴果で2室、扁平な幅2cmほどの矢筈形で、しわがあり、種子が1室に1個入る。
種子は倒卵形で長さ4~5mm、淡黄色で光沢がある。



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