里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

コガネタケの幼菌 林道端

2020-10-23 | 日記

気仙沼市本吉町山田地区北部、川沿いの集落道から、東側の林道を上がって行くと、林道
端の草地に黄色いキノコらしきものが何本か見えます。キナコが振り掛けられたように見
えますから、コガネタケの幼菌と思われます。コガネタケはとても大きくなるキノコで、
丈が20cm、傘の直径が15cmにもなります。

上手の草地を見ると、やや大きなキノコが4本生えていて、こちらはよりコガネタケらし
い姿をしていますが、まだ傘が開いていないので裏のヒダが見えていません。

                             二枚とも2020.10.15撮影

コガネタケはハタケシメジと同じように、土中に埋もれた枯れ木や根の上に発生するキノ
コです。この日はハタケシメジが群生していましたから、来週あたりはコガネタケが群生
しているのではないでしょうか。

10年ほど前に、コガネタケを食べたことがあります。
丈が10cm以上もあるコガネタケが30本ほども群生していて、その内の10本ほどを採取しま
したが、傘は欠けやすく、柄は割れやすいキノコでしたね。
味噌汁に入れて食べましたが、あまり美味しいとは感じませんでした。

                             二枚とも2020.10.15撮影

ハラタケ科コガネタケ属の大型キノコで、夏~秋に林道沿い、耕作地周辺、造成地などに
発生し、しばしば群生する。土中の埋もれ木などの上に発生する。
傘の直径は5~18cm、初め半球型で、成長とともに開き、中心部に丸みを残す。表面は黄
白色で、黄土褐色の粉状鱗片に厚く覆われる。質は脆く欠けやすい。
肉は淡黄色、一種の強い匂がある。
ヒダは黄土色で密、柄に上生~離生する。幼菌時は膜に覆われ、ヒダが見えない時期がある。
柄の太さは上から下までほぼ同じで、基部はやや太くなる。傘と同様に黄土褐色の粉に覆わ
れ、上部にツバが残る。ツバの色は初め黄白色で後に黄褐色。
柄は微かに縦しわがあり、縦に裂けやすい。

 



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