100分de名著 『ペストの記憶』
第4回 記録すること、記憶すること ダニエル・デフォー
『ペストの記憶』は、実際にあったペスト流行について、当時の記録を参考にしながらリアルに再現した記録文学であるが、同時にフィクションとしての魅力も備えている。
『ロビンソン・クルーソー』の作者としても知られるダニエル・デフォーは、どうしてこのような形で彼自身の幼少期に発生した大事件を記録したのだろうか。
その書き方には、後世の人々の記憶に残るように事件を記録するにはどうしたらよいかを考え抜いたデフォーの思いが込められている。
第四回は、パンデミックなどの大災害について私たちがいかに記録し記憶すべきなのかを、作品の全体を通した作者の筆致から考える。
Cinema Paradiso "soundtrack final" "Tema finale" "final theme"
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