下僕天国炎の日記帳

タカばさんの全力疾走日記です。

NHK杯観戦記2 男子フリー一本勝負

2008年12月06日 14時51分37秒 | フィギュアスケート
以下は会場にパソコンを持ち込んで感想などしたためてみました。
いやー楽しいったら。

1)ジャマールオスマン スイス
スピンが綺麗。キャッチフット?ビールマンぽいスピンをやっていてびっくり。体の柔らかさが武器だ!

2)アンドレイルタイ ロシア
ちょっとジャンプが不調気味。コケこそしなかったものの着地を失敗したりしてて残念。曲のコンセプトがナゾ。
それでもシーズンベスト……って前がすごい不調だったらしい

3)ピーターリーベルス ドイツ
大曲図つけたりしてアジアン……というか太極拳? 胸には太極の漢字が……!
ジャンプが綺麗でしゅるっと飛ぶのが気持ちよかった。

4)アントンコバレフスキー ウクライナ
シンセサイザーのパイプオルガン曲がノリがよくて気持ちよかった。
最初のステップとか、曲におどりがすごくあってて楽しい。
お客ものりのり。コケそうになったときの会場の息の飲み方がすごかった。
ななみちゃんで遊んでいるのがかわいい。
3Aがなくて、ちょっと点数が伸びなかったのがさみしい

5)南里くん 日本
黄色い声の声援多すぎ! びっくりだよ!
ジャンプで崩れそうなのをすごいがんばってた。連戦の後なのに長距離のステップやらジャンプやらがんばってた! こんどどこかでキレのいいときの演技をみたい

6)エイドリアンシュルタイツ スウェーデン
事前に「変な踊り」と前評判の高かったシュルタイツ。
前半部はさほど変というほどではなく、普通だったため勘違い?とか思っていたのですが、中盤で曲調が変わってから……なんとも独特な踊りが……!!
変だ! 確かに変だ!! 動きおもしろいんだけど!
特にイーグルやりながら、背中をのけぞってフリをつけてるのがすごかった。
アレはなかなかできねえよ!!

7)ケビンレイノルズ カナダ
鳥っぽい衣装が綺麗。第二グループになると、とたんに滑るスピードがアップするのですごい。ジャンプが高くてよかったです。
曲はワルプルギスの夜だそうで、多分衣装は森のイメージ。
全体的に滑りが綺麗でございます。

8)ステファンキャリエール アメリカ
ポーズつけながら飛んだ!!
びっくりした!! でも他のジャンプの成功率が心配だよ!!
雰囲気はすごくよかったので盛り上がった。

9)無良君 日本
ジャンプがすごく綺麗にきまってた。
高さがあったので迫力がいい! ステップ見てるときに思わず手を固めて「頑張れ」と念を送りたくなった。
……と、意外に点がのびなくて残念。くうっ。

10)ポンセロ フランス
プログラムの完成度が高かった!!
ジャンプが高くて綺麗に回転してるんだ、これが! あとスケーティングガキ例なのでステップとか見てるとすーっと滑っていってうっとり。
……ネクタイはあの形で固定なんだろうか。

11)ジョニーウィアー アメリカ
すばらしい! 美しい!!
もージョニーの滑りは美しいのです。ジャンプも美しいのです。
表現力と情感が独特で綺麗なのでうっとりずっとみていたいのです。

12)織田くん 日本
今回の目玉は4回転への挑戦でしょうか。
ウォームアップのときに成功していたらしく、ものすごい期待が膨らんでました。スタミナのある一番最初でジャンプ!! ……惜しい、ステップアウト!
こけたりはしなかったのですが会場からはくやしそうなため息が。
プログラムが濃くて、やっぱり素敵。
最後のスピンがかっこよかったです。
優勝おめでとう!! ……ってみんな祝福してたのですが、本人は4回転がきまらなかったのが悔しかったっぽい。

全日本選手権が楽しみだ!!

観戦中の珍事。
スケートのローカルルールとして、競技終了直後に花束などをリンクに投げ込むことができます。(失敗して最前列の人や放送関係者の後頭部に当たるのはご愛敬)
私も投げ込み用のお花を用意していたのですが、座っていたSS席はリンクまでちょっと距離があったのです。しょうがないので、SS席の最前列まで行ってがんばって投げてきたのです。
全力投球でGO!!! よし、誰にも迷惑かけずにリンクに入った……って
背後でわき起こる拍手。
私の投げた花のあり得ない飛距離に拍手をもらったようです……!!

ちょっとおいしいとか思ったのは内緒だ。

NHK杯観戦記1

2008年12月06日 14時50分08秒 | フィギュアスケート
週末の楽しかったNHK杯を、より抜きダイジェストな感じに熱く語ります。

11/28

銀行に行きたかったこともあり、一日有給休暇をとって開会式から見に行ってきました。

アイスダンス コンパルソリーダンス
これはふりつけが決まっていて、スケーターのスケート技術一本勝負なものになります。
同じふりつけでも人によって全然雰囲気が違うから不思議。

ペア ショート
井上・ボールドウィン組のできばえがものすごくよかった!!
特に2人でスピンをするところは、結構なスピードが出ているにもかかわらず綺麗に同じタイミングで回っていて思わず鳥肌がたちました。
リンクの周囲のボードに書いてある広告にアフラックの名前が……
中国組は余裕の演技。
彼らはスロージャンプなど、男性が女性をトスする技の高さが他の選手とは段違いで、ものすごく安定してました。


男子 ショート
日本男子勢の調子がすごくよかったです。
急遽出場が決まった南里君かっこよかった! そして無良君の演技も気合いが入っていてとても美しかったです……。
スウェーデンのシュルトハイスは本人の顔がちょっと怖めなのもあってかなんだか動きがは虫類っぽくておもしろかった。彼への投げ込みプレゼントにそっくりのお人形投げられていて、かわいくそっくりだったのが笑えた。
フランスのポンセロはマッスルムキムキ具合がかっこよくてすばらしかった!
アメリカのジョニーは相変わらず妖精さんのように美しかったです。今期は動きの美しさに加えて力強さも加わったためか演技の厚みが増していて見応えがありました。
今回一番気迫を感じたのはやっぱり織田君。ジャンプ時の足首の柔らかさは健在で、独特の柔らかい着地が見事。演技力、パワーともにあがっていて、すごくよかった。

男子ショート中に起こった珍事
演技終了後に選手名と国の名前を改めて紹介するのですが、その際に
「ロシア、アントン・コバレフスキーさんでした」
↑正しくはウクライナ
ちょ、さすがに国の名前間違えたらまずかろう!!!
一瞬城内が騒然としてましたが、その後の訂正はありませんでした。
アナウンサーさんの間違いだろうと思っていたら、その直後の点数の放送をする際にはアナウンサーが変わってた!!
ひぃぃぃ。


女子 ショート
こちらは順当に事前の予想通りの展開。
今期で引退予定の鈴木明子さんが大健闘し、上位に食い込んでいてちょっとうれしかったです。すごーくすごーく艶のある演技だったのですよ!
中野由加里さんは失敗も相まってちょっと点数が伸び悩み。
真央ちゃんは……真央ちゃんは相変わらずの妖精さんでした。
ううむ、彼女が出てくると一瞬で世界が変わるからすごい。

アイスダンス オリジナルダンス
オリジナルダンスは、毎年毎年テーマが決められていてそのテーマの中のリズムでダンスを作って踊るというものです。(去年はフォークソング)
今年は古き良きアメリカのリズム。
というわけで……みんな1940~50年代ファッションで登場。
傾向としては「ウェストサイドストーリーちっくな若者」「キャバレーっぽいショービジネス系」「水兵さんとお嬢さん」な感じ。
個人的に水兵さんがツボをクリーンヒットしてました。
やー、ヨーロッパな男性がセーラー服を着ているのははまりますね……。
女の子もみんなバービーみたいでかわいかったです。
特にお気に入りが日本のリード姉弟。キャバレーの曲にコミカルにチャールストンを踊っているのが可愛いしおもしろいし。クリスがあんなコミカルな演技できると思わなかったのですごく嬉しかった。


11/29

ペア フリー
昨日に引き続き井上・ボールドウィン組のできがすばらしかった。
スピンの滑り込みはやっぱり群を抜いてます。パートナーを投げるのが若干へっぴりごしだががんばれジョン! 負けるなジョン!!
優勝した中国のペアはやっぱり圧巻。
ううん……一位と二位の間に深くて遠い溝を感じる。

アイスダンス フリーダンス
フリーダンスは、時間だけ決まっていて曲調もふりも自由。
よくあることですが、何故かロミオとジュリエット祭りが発生していて、いっぱいロミオとジュリエットがいました。
印象に残ったのが準優勝と優勝のペア

準優勝のはとにかく楽しい!
途中で衣装が早変わりしたりして、仕掛けが一杯でおもしろかったです。女子絵の衣装がコルセットとチュチュをあわせた感じでとっても素敵。……ただ、テーマはよくわからない。
優勝のペアは、ベートーベンの月光。衣装は白黒のピエロでした。
なんでピエロで月光? という話になっていたのですが、多分イタリアのお土産なんかにあるピエロのアンティークドールが月光に照らされているイメージなのかな、とエスパーしてみる。

女子 フリー
今回の大会の目玉であり、ゴールデンタイムということで客席は超満員になってました。
やっぱり一番もりあがったのは日本勢3人でしょう。
中野由加里ちゃん。曲目はジゼル。男の人に捨てられて世をはかなんで死んでしまう女性の曲なのですが、彼女が踊ると明るく元気。とても華やかなジゼルでした。僅差で明子ちゃんに負けてしまってちょっと悔しそう。
苦労人の明子ちゃんは情感たっぷりの演技がすばらしかったです。
曲のテンポがクルクルめまぐるしく変わるのですが、完成度がやたら高くて、見ている間ずっと引き込まれっぱなしでした。得点が出たとき、会場がものすごい沸き方をしていました。銀メダルおめでとう!
真央ちゃん。や……もうなんか予想通り夢の世界に連れて行かれました。
やっぱりすごいなー。

サプライズイベント
イタリアのカタリナさんがカルメンを滑り終わったあと何故かカメラはゲスト席のカタリナ・ビットさんへ。どうしたのかなと思ったら「カタリナ・ビットといえばカルメン」「カタリナはカタリナビットにちなんでつけられた名前」というエピソードがあったもよう。
そりゃ映さないとね!