下僕天国炎の日記帳

タカばさんの全力疾走日記です。

執事喫茶

2007年09月11日 23時34分28秒 | 日々のつぶやき
この間の土曜日、ついに……!! ちまたで噂の執事喫茶に行ってしまいました!

執事喫茶

前から興味はったのですが、なかんか行くふんぎりがつかず「どーなのかなー」と気にしているだけだったのです。
そしたら、同僚からぴろりん、と遊びに行こうメールが。

「執事喫茶に行くことになったんだけど、一緒に行かない?」

差出人は、同期の男性社員(notオタク)
他のメンバーもオタクじゃないはずなんですが、なんでか行くことにしたようです。とりあえず隠れ仲間は探さない方向で。
行きます行きます絶対行きます、と二つ返事でお返事。
猫かぶりをするのが大変そうですがやっぱり行ってみたい! 執事喫茶!!
(彼氏とは一緒に行けないしなー)

その日は別用事が朝と夕方に入っていたのですが時間を無理矢理こじあけて池袋に集合してみました。

行ってみると、表の看板にはずらりと「満席」の文字。

さすが予約一ヶ月待ちの執事喫茶。
土曜なんて当然満席ですね!!

入っていくと、20代くらいのタキシードの男性がメモボード片手に待機中。

声をかけると、予約を確認したあとインカムで業務連絡したあと扉の前にご案内。
「お出迎えいたしますので扉の前でお待ちください」だそうです。

お出迎えのところからイベント開始ですか!!

うわーどうなるんだろーとか思いながら待っていると、内側から眼鏡をかけた30代くらいの方が扉をあけて出迎えてくれました。
「お帰りなさいませ、お嬢様」

うひゃーとか思いながら中に入るとその先でもタキシードの男性がこっちは45度の角度でお辞儀をしてる!!

とりあえず全員中に入るために奥に行こうとしてちょっとたたらを踏む私。
通路が続いているのだと思ったら、入って直ぐにあったのは壁一面の鏡でした。
圧迫感をなくすためだろうけど一瞬方向感覚がずれてびっくりしました。あわわ、入っていきなり挙動不審。
(いやその前から挙動不審だから)

集まったところで、30歳くらいの方が自己紹介。彼が執事、で、さっき45度でお辞儀してた若い方がフットマン(男性給仕……まあ執事=メイド長、フットマン=メイドさんにあたるのだと)だそうです。

……見てみると、執事がグレーのベストにネクタイなのに対して、フットマンはアスコットタイみたいなの(ちょっと違うのだけど首からドレープのついた布をつけてました。……あれ、何と呼ぶのだろう)に白ベストの燕尾服でした。
うーむ、ちゃんと差別化してるよ。
あ、でも襟元にはおそろいの蝶のピンがついてる。

中に案内されていくと、新しめではありますが、アンティークを意識した喫茶店のホールが広がってました。
私たちは4人連れなので中央の4人がけのテーブルに案内されます。

見回してみると、二人組、また一人用に小さく区切られたソファ席がゆったりととってあります。
ううむ、気配りレイアウトだ。

椅子を引いてもらって席に座って。メニューを眺めてひとしきり首をひねりながら注文を決めます。
私は午前の予定がおしてしまって昼食を食べてなかったのでボリューム多めのアフタヌーンティ、友人はケーキセットと「黒執事(コミックスとのコラボ)セット」を頼んでました。
お茶のメニューが豊富なのが嬉しい♪
(ある意味当然なのですが)

同僚が紅茶には詳しくなかったようなので選んであげたら目を丸くしてました。
同僚「よく知ってるねー」
……オタクは、興味のあることの知識にどん欲ですから。

期待していたお料理は、かなりのできばえでおいしかったです!
不思議な名前の料理が多かったのですが、どれもこれも一ひねりいれつつ上品な味に仕上がってました。
びっくりしたのは、黒執事セットの黒胡椒のムース。
チョコレート仕立てなのに後味が胡椒! というこの取り合わせが不思議です。
アフタヌーンティのサンドイッチも食べやすくておいしかった!
普通はキュウリの薄切りのサンドとハムの薄切りのサンドだけなんですが、間の具材が凝ってるんだー。
薔薇のシフォンケーキとかも、香りが強すぎないのが嬉しい♪

あと、売れしかったといえば紅茶のポットにちゃんと茶葉を抜いた二杯目以降のお茶が入って出てきてティーコジーもちゃんとかぶせてもらえたこと。
茶葉と一緒にポットに入れて出して、濃い場合はお湯で薄めるっていうのも作法としてはあるのですが、それ、茶葉の味が代わってしまって苦手なのでこの手法なのがありがたかったです。

とかなんとかいいながら和気藹々とお茶を飲んでいる間に制限時間終了。

執事さんたちにおくられて店を出ました。

今回印象にのこったのはやっぱりお店のメインである執事、フットマン達ですね。

フットマンは皆一様に燕尾服なんですけど、キャラのバリエーションのためかタイがリボンタイ、アスコットタイ、レースといろいろアレンジがしてありました。人のタイプも少年系、スポーツ系からビジュアル系までいろいろ(笑)
女性の萌えツボを実に的確に押さえていらっしゃる。
確かにコスチュームが一番目を引くのですが、彼らのすごい点はむしろその立ち振る舞い! 背筋がぴんとまっすぐになっていて、実に優雅に歩くのです。
立ち振る舞いがこんなに差を生むとは思いませんでした。(しかもサービスがいたれりつくせりだ)
ブラボー。

ホールの細々としたことをしているフットマンの管理をしているのが執事さん。
見ているとちゃんと役割分担をしていて、二名ほどの執事(三十代くらいかな)がホールの指示を要所要所で出してます。
彼らはフットマンとは一線を画すためか燕尾服ではないタキシード着用。ベストは光沢のあるグレー。手袋をつけてましたね。落ち着いた感じの方ばかりでした。

これだけ語るだけあって、
すごーく楽しい夢の世界で、楽しい80分でした。

予約がとれたら、行ってみるといいかもしれません。
面はゆいが快感に代わったときが怖そうですけど!!