娘の散歩道

東京町田市より、普段の出来事や散歩に行った時に感じた事を
記録しています。

おばあちゃんの魂?

2010年06月02日 12時16分22秒 | 

娘とDSで遊んでいる時、DSの内蔵カメラで今までに撮った写真を見せてくれました。
自分の顔や私の顔、友達や親戚の顔を撮ってはそれに落書きをしたり、変形させて
保存してありました。

何枚かの面白い写真を見ていると、娘の隣に虹色でボールのようなものが描かれており、
このグルグルしたものは何か聞くと、“それ、おばあちゃんの魂だよ”と答えます。

画面をよく見ると確かに“おばあちゃんの魂”と書いてあります。

娘に、“ふーん、魂ってこんな風に見えるんだ?”と聞くと
“たぶんね、てきとーだよ”と娘。

特に霊感が有るわけでもなく、冗談のつもりで描いたと思います、母が亡くなって
7ヶ月経ちますが、娘の中には未だおばあちゃんが存在しているのかもしれません。

ちょっと嬉しく感じる瞬間でした。

娘と私の母の同居はたった3ヶ月間でしたが、そんな短い時間でも娘には大きな
思い出が残っています。

そして一人の人、特に肉親が逝く姿は娘にとってだけではなく、周りの人にも無言で
最大の、命をかけた教えであると思います。

息を引き取る数日前は普通に会話でき、それが日毎無理になっていく、生前に教えられた
ことに反して体は有形でありいつかは無くなってしまう、でも儚い生涯であっても
生きてきた証は必ず残るもの、そのように思います。

母は、分相応に暮らすことが人らしい生き方であるとよく言っていました。
上を見ても下を見ても、流されやすい生活をしがちな世の中、自分の家庭だけは
安定させなさいとも言っていました。

この年になって、やっとその意味が解るような気がします。

娘の描いた“おばあちゃんの魂”には、きっとそんな教えがいっぱいだと思います。





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